こんにちは。
最近カフェラテにはまっている経営管理部のKです。
ただし味オンチなのでコーヒー豆の良し悪しはさっぱりわかりません。
ま、おいしいものを飲んで幸せだぁ~って思う気持ちが大事ですよね。
さて、今回は若手向け研修第2弾のお話です。
エルプランニングでは、社会人1~2年目の若手を対象に改めて「プロフェッショナル集団を目指す」ための研修を行っています。
講師は引き続き和田副社長です。
↓前回の様子↓
若手向け研修スタート!
前回はオリエンテーションとして全7回の研修全体についてのお話だったので、今回から詳しい内容に入っていきました。
テーマ「身につけるべき習慣」
第2回目は、「社会人として身につけるべき習慣」についてのお話です。
研修開始直後は毎回テーマとその日に伝えられる内容が箇条書きになったプリントが配られるのですが、今回そこには「1.社会人としての挨拶」という項目が。
はて?さすがに「おはようございます」とか「お疲れ様です」くらいなら誰でも言えるはずだけどなあ……と思ったのも束の間。
早々に副社長から「今日はちょっとみなさんの想像とは違う話をしたいなと思います」と予想を裏切られたのです。
「挨拶」とは、「相手の心に押して迫る」こと。
挨:後ろから押す。押し進める。
拶:迫る。近づく。切り込む。
もとは「一挨一拶」という禅の用語であり、禅宗のお坊さんの間では師匠が弟子に声をかけ、禅問答をすることによって修行の度合いをはかること……ここから人が言葉をかわすことを「挨拶」と呼び、一般的に広まったそうです。
迫ること、と言われると少し身構えてしまいそうになりますが、決してネガティブな意味ではなく、「相手の心を開いてつかむ」ともっとポジティブなコミュニケーションのことを指します。
挨拶とは、何気ないやりとりの中で自分と相手の内面が滲み出るものです。
「おはよう」の一言をとっても「今日はこの人は機嫌が良さそうだな」「今日は具合が悪いのかな」と察することもできますし、禅問答を上司と部下の会話に置き換えると、「この案件の進捗はどうかな?」と上司が尋ねたとき部下の「大丈夫です」の言い方によって本当に大丈夫なのか苦しいのを我慢していないかを見極めることもできます。
今は部下である若手もいずれ上司となる組織人である以上、どのように「挨拶」をするべきか。
副社長は、社会人としての「挨拶」には「思いやり」と「気づかい」が大切だと説明しました。
日本社会はずっと年功序列でした。しかし今は人材の流動化によっていつ誰が先輩後輩になるかわかりません。
そういう時代では「思いやり」「気づかい」が欠如していると、どんなプロジェクトも失敗してしまいます。日本全国でプロジェクトが失敗する原因のほとんどはこの思いやり不足にあるそうです。
特に中小企業やベンチャー企業は「これはあなたの仕事でしょ」と冷たく切り離したり、セクショナリズムになって決められた担当以外のことに対して「私は知らない」と無関心でいると、当然うまくいかなくなってしまいます。
小手先のテクニックではない、本当のコミュニケーションについてのお話が印象深く残りました。
どんなに知識やスキルを身につけても他人と仕事をする以上、「思いやり」と「気づかい」を忘れないこと。
これをベースとして持って成長していってほしいという副社長の思いを感じました。
参加者の感想
今回登場するのは営業部のMさんです。
Mさんは中途採用で入社した方ですが、社会人2年目なのでちょうど若手向け研修のターゲットにあたります。
せっかくなので、今回の研修の感想をうかがうついでに、他社とエルプランニングの違いについてもうかがってみました。
K:前職は新卒で入社されたんですよね。新人研修はありましたか?
M:ありました。外部の講師の方を招いて基本的な挨拶とか、発声練習とかを毎日1ヶ月くらいやっていましたね。
K:発声練習!接客業ならまだしも……。
M:体育会系の賑やかな会社だったので(笑)
営業事務だったので、名刺交換とか、まあ研修で習ったことでも実際は使わないこともあったり……。
今の環境は静かというか、皆さん自分の世界に入って集中しているので、私も集中しやすいです。
K:それはよかったです。Mさんにとってはエルプランニングの雰囲気の方があってたんですね。
M:前職はコールセンターではないんですが、お客様からの電話待ちの時間が多かったんです。
担当が決まっていなかったので、かかってきても「誰かとってくれないかな」みたいな、押しつけ合いになっちゃうこともありました。
でも今はちゃんと担当が決まっていて、的確にやることを指示してもらえて、責任があって「絶対に自分がやらなきゃいけない」っていうのがあるので、逆にすごいやりやすいというか、ストレスがないです。
K:責任を持たなきゃいけないことが「ストレスじゃない」ですか?
M:じゃないです。むしろChatWorkでタスクが送られてくるので、それを消したときの達成感が気持ちよくて(笑)
自分がやり終えたっていうのが明確に見えるし、周りの人も見れば「あの人これ終わったんだな」ってわかる。何をやっているかがみんなに見えちゃうのはプレッシャーというより、達成感の方が大きいですね。
K:なるほど。日々イキイキと働いていただけてるなら本当によかったです!
K:ところで、外部の先生を招いての研修と比べて、副社長の研修はいかがですか?
M:全然違いますね。外部のはテキストが配られてその流れに沿ってやるっていう感じです。
でも、副社長のは副社長が生きてきた人生の中で本当に良かったことだけを心から伝えてくれているっていうのがわかって、説得力があります。
正直研修って面倒くさいし、ハイハイって聞き流しちゃうことがあるんですけど、副社長の研修は「メモとらなきゃ」「忘れないようにしなきゃ」って本当に思えて、聴く価値があるなって思えます。
K:そうですか!よかったぁ。
M:上辺じゃない感じがすごく伝わります。「本当にこうなってほしい!」って。
前回の話になっちゃうんですけど、28歳までにどういうふうに生きていくか決めて仕事で成果を出していかないと、それ以降新しいことを勉強しようとするのはなかなか難しいという話が衝撃的でした。
今知っておかないとダラダラその年まで過ごしちゃうだろうなと……。
普通の研修では教えてもらえないリアルな話ですよね。
仕事の話なんですが、人生まで及んじゃう。
K:今日の研修を受けて「今後こうしていけたらいいな」と思うことは何かありますか?
M:自分のことだけじゃなくて全体のことなんですけど……。
朝の挨拶とか、基本的な挨拶ももっと返ってくるといいなと思いました。
エルプランニングは出社時間が9時からの人と10時からの人がいるので、10時の人が大きい声を出すのに遠慮しちゃうこともあるんですけど、返ってこないと不安になりますよね。
仕事に関係のないところでモヤモヤして悩んだら意味がないし、みんなで当たり前のことを当たり前にできるようになりたいです。
むしろ、新人だけじゃなくて全員(研修を)受けたらいいのに!って思いました(笑)
K:そうですね……!今日教わった「挨拶」と共に普通の挨拶も全社的に浸透するよう、頑張っていきましょう!お忙しいところお時間いただき、ありがとうございました。
実は、自分でMさんにオファーしておきながら「Mさんは前職で1回ちゃんと研修受けてるだろうし、『今更また研修受けなきゃいけないの?』って迷惑に思われていたらどうしよう……」と内心ビクビクしながらインタビューに臨んだのですが、楽しく学んでいただけているとのことで、安心しました。
次回のテーマは「仕事のツメ」です。
引き続き参加者のみなさんには楽しみながら学んでいただけたら嬉しいです!