こんにちは。
チョコレート大好き、経営管理部のKです。
世間は義理チョコ廃止論争で盛り上がっていますが、チョコは人を幸せにしてくれる素敵なお菓子なので、バレンタインデーとか関係なく好きな人と365日エブリデイ食べればいいと思います。
ちなみに私の好きなお菓子はロッ◯のチョコパイです。※伏線回収
さて、今回は若手向け研修〈最終回〉のお話です。
エルプランニングでは、社会人1~2年目の若手を対象に改めて「プロフェッショナル集団を目指す」ための研修を行ってきました。
11月から合計7回の研修、受講されたみなさん、講師の和田副社長、本当にお疲れ様でした。
↓これまでの様子↓
前回のテーマは「情報収集の基礎」についてのお話でした。
今回のテーマは「組織仕事の基礎」です。
組織とは◯◯と◯◯
組織とは、最終的には2つに集約できると副社長はいいます。
組織とは、「役割」と「権限」である。
「役割」とは職務分掌とも言い換えられます。誰が何を担当するかということです。
「権限」とは上司が持っている決裁権です。
この2つの背景には必ず「責任」がついて回ります。
役割と権限を守り、責任を果たすこと、そして助け合い補い合うことで成果を出していけるのが、「組織」なのです。
「これは自分の仕事ではない」と押しつけあうのではなく、思いやりを持って「自分はこれが得意だからこれをやります。あなたはこれが得意だからこれをやってください」という助け合いの精神で補い合うことが大切です。
お互いがお互いの「協力者」になりましょう。
「協力者」というキーワードはこの研修中に度々登場しましたね。
成果を出すために欠かせない要素の1つであると副社長は繰り返しお話していました。
成果=考え方×熱意×能力×協力者
このうち、考え方・熱意・能力は自分の力で上げることができるものですが、仕事をしていくと、自分の力だけでは限界があることがわかってきます。
人にはどうしても苦手なことや嫌なことがあるものです。
苦手なことを前向きに克服することも大切ですが、組織として他人と一緒に仕事をする以上、自分磨きばかりに力を入れても、うまくいかないことが出てくるときが往々にしてあります。
他人と力を合わせて補い合って乗り越えていくということも重要なのです。
周りの人に「協力者」になってもらい、上手に力を借りられるようになりましょう。
人生を通して自分を変えてくれる人と出会う
では、改めて「協力者」とはどういう人でしょうか。
副社長曰く、成功するために必要な協力者には大きく分けて5種類の人がいると言います。
①アドバイザー
②弱点を補完してくれる
③自分を引き上げてくれる(上司)
④自分を押し上げてくれる(後輩、同僚、部下)
⑤元気にしてくれる人
①アドバイザー
仕事のアドバイスをしてくれる人。
上司が当てはまる場合が多く、「こういうときはこうしたら良い」と具体的に指示してくれる人です。
②弱点を補完してくれる人
自分の苦手分野を補ってくれる人です。
ただ一方的に苦手な仕事を押しつけるのではなく、前述の通り、お互いの得意分野で助け合いながらWin-Winの関係を築ける人であることが理想です。
③自分を引き上げてくれる人
直属の上司を始め、上の役職の人です。
「もっと大きな仕事をしてみないか」と抜擢してくれたり、出世させてくれる人を指します。
ただし、引き上げてくれる人だけでは出世は成り立ちません。
④自分を押し上げてくれる人
後輩や部下、同僚といった自分と信頼関係を築いてくれる身近な存在です。
引き上げようとしてくれる力だけでは上にはいけません。
引き上げられるだけでなく、周りからも押し上げてもらえるような人になりましょう。
⑤元気にしてくれる人
「励ましてくれる人」とも言えます。
友達や恋人、家族が当てはまることが多いでしょう。
人生でうまくいかないこと、落ち込むことは誰にでもあることです。
「熱意」が失われかけ、挫折しそうになったとき「もう少し頑張ってみようよ」と言ってくれる人がいてくれると助かるということがありますよね。
「この人の言うことなら自分も素直に聞ける」とあなたが信頼している人、①のアドバイザーよりももっと精神的に支えになってくれる存在です。
ただし、この人に依存しないように気をつけましょう。
「自分のことは自分でやる」「勉強している」「思いやりがある」という自立している人と対等な関係になることが理想です。
必ずしもこういう人が5人必要ということではなく、「アドバイスをくれて引き上げてくれる上司」というように1人が何役か兼ねることもあります。
できれば意識して自分の周りにこの5種類の人がいるかどうか、人間関係を見直す時間を持ちましょう。
これは打算的になれなどという単純な話ではなく、「自立した人間関係が結局は一番長続きする」という人生の先輩からの教訓というお話です。
先ほど自分が「元気にしてくれる人」に依存しないようにと書きましたが、逆にいつも愚痴ばかりで他人から元気を奪うような人に依存されないように気をつけることも必要です。
自立心がある人の周りにこそ良い人が集まるという法則があります。
人生という長い目で見たとき、お互いに励まし合える人とより良い関係を築くことを意識していきましょう。
自分も他人から見て「一緒に過ごしていると元気が出て気持ちよく仕事ができるな」と思われるような自立した人間になるよう努力したいですね。
研修を終えて
今回はついに最終回ということで、全7回分の講師を務めてくださった和田副社長にお話を伺いました。
K:全7回研修をやってみていかがでしたか?
副社長:面白かったですね。なかなか若い人と接する時間が短いので。現実で顔を見てしゃべるのはちがいますよね。直接やってよかったです。
K:今回は「組織」のお話でしたが、もっとこうしたらエルプランニングが良い組織になると思うことはありますか?
副社長:組織って、必要以上に大きくなりすぎると破綻するんですよ。
でも必要最低限の人数もいないとそれもまた破綻するので、すごくバランスが大切です。
どの辺が落としどころかっていうのを見据えて、組織はつくらないといけない。
組織づくりには大きく分けると2通りあって、1つは形から入る方法、もう1つは人から入る方法。
後者はマネジメントできる人がいるから組織をつくるということ、適任者がいるからそういう組織をつくるっていう考え方ですね。
特にベンチャーは難しいですよ。従業員が何百人もいたら適任者を引っ張ってきてこういう組織をつくろうとやれるけど、ベンチャーっていうのは難しい。
組織の作り方に正解はないですね。やりつつ考えながら答えを見つけていくというのが答えです。
半年に1回くらい見直していかないと、大きな会社ではないのでなかなか固定化できない。
それは人によっては不安定に見えるかもしれませんけどね。
K:慣れ親しんだチームの編成も変えなければならないときも……。
副社長:しょっちゅう変えていかないと、固定化すると逆にうまくいかない。組織はできるだけ流動的に動けるようになっておかないと。
社会情勢が変わるので、合わせて変えていかないといけないんですね。
よくアメーバ型と呼ばれるんですが、大きくなったり小さくなったりするのが理想です。
皆さんにお願いすることは、「変わるものだと思ってついてきてほしい」ということですかね(苦笑)
K:たとえばエルプランニングは事業ごとにチームが分かれているわけではありませんよね。役割ごとにまとまっている状況で、チーム編成が変わるというのはなんだか難しいような気がするのですが。
副社長:本当に難しいですねそこは。
専門部隊=スペシャリストをつくるという考え方と、なんでもできるゼネラリストをつくるという考え方があります。プロにも2種類あるんですね。
社会情勢やお客さんのニーズに合わせて変えていくんです。
お客さんの方でだんだん知識がついて研究していて、自分たちよりもっと詳しい人から話を聞きたいという場合だと会社としてはスペシャリストをつくるしかない。
お客さんのニーズが「何でも色々教えてほしい」という状況だとゼネラリストが求められるんですね。
K:なるほど。と言いますと、エルプランニングは今ゼネラリストが求められているんですね。
副社長:ゼネラリストですね。まだまだこういうビジネス自体の認知度が低いので、そういう状態だと色んなことをある程度知っている人が増えた方がいいんです。
そしてサポート部隊としてスペシャリストがいるといい。
K:まさに営業部とメディア開発部の関係ですね。
副社長:そうですね。それがいいんじゃないかと思っていますね。
K:先ほど研修の最後に少し「皆さんの理解度が高いので応用編はもしかしたらいらないかもしれない」とおっしゃっていましたが、今後は若手向けはないとしても、その上の世代の方に向けて研修をやる予定はあるのでしょうか?
副社長:いやあ、どうしたらいいでしょうね(笑)
とりあえず今回やりかったことは、「みんなの共通言語を増やす」ということだったんですよね。
みんなが同じことを知っているというのがすごく組織には大事で、熱意や能力、自学自習が大事だということをみんなが知っているか知らないかというのは全然違う。
「この人は知っているけどこの人は知らない」という状態だと絶対広まらない。
この研修の目的は、「共通言語を増やす」こと。みんなが同じことを1つの目安として知っているという状態が本当に大事。
でもみんな結構知っていたんで、あんまりいらなかったかなという感じもしなくもないですね。
K:いいえ、「ふんわりと思っていたことを言語化してもらった」という声はみんなから出ていたので、まさにおっしゃるとおり、共通言語が統一されたと思います。
副社長:「これが大事だよね」とみんなが思うことが大事です。それが企業の社風、カルチャーになっていく。
それで明日からすぐ売上が上がるということではないけど、同じ価値観をもってまとまっていることが大事。
お客さんからも「エルプランニングの人は価値観が一緒だよね」と見えることが強いんです。
そして学習する組織というのが一番最強なので。
融通無限に自分で学習できて、価値観が一緒でまとまっていれば、他がなかなか太刀打ちできない組織になります。
それを目的にやってきた感じですね。
K:共通言語を手に入れてまとまろうとしている中、実際は働いているフロアが部署ごとに分かれているだけで意思疎通が難しいと感じてしまう部分もあります。
今リモートワークなど働き方の多様化が話題になっていますよね。
エルプランニングでも産休に入っている方がいますが、今後もっとフレキシブルな働き方をする人が増えたりしたら……共通言語で補い合えない部分も出てくるような気がするのですが、エルプランニングは今後どうなっていくのでしょうか?
副社長:私の発想はどちらかというと逆で、働き方にはすごく多様性をもたせたいです。
多様性をもたせることによって良い人が集まってくるので。
で、離れ離れになるからこそ共通の価値観が必要だと考えています。それがなくなるともう滅茶苦茶になってしまう。
コンセプトは、「空いた時間で勉強したら良いですよ」ということ。
空いた時間に遊んでしまうと業務効率が上がっていかない。
「業務効率を挙げていくから、プロとして働き方の自由度が上がる」ということにしたい。
共通認識が浸透したらそっちに行きたいですね。
そうしたら次に入ってくる人がどんどん感化されていく。
K:なるほど。そうすると良い循環ができていくんですね。
では、そんな会社のカルチャーをつくっていく鍵となる若手社員たちに、改めてメッセージをお願いできますでしょうか?
研修全体がメッセージだったとは思うのですが……(笑)
副社長:そうですね(笑)
基本は大事にしてほしいんです。若い人には特に。
自学自習でコツコツやるということが大事……なんだけど、そこで考え方が小さくなると元も子もないんで、まさしくね、エルプランニングの以前の理念「Think Big!」はとても大事ですね。
考え方、理想や理念は大きく持ちつつ、やるべきことはコツコツやるっていう感じが、若いときの理想じゃないですか。
で、ストレスが溜まったらハメを外して遊べばいい。
年をとったら遊べなくなるから(笑)
K:遊べなくなるんですか?
副社長:遊べないよね(笑)色んな目もあって、無理だよね。体力もなくなって、面倒くさいし(笑)
まあでも、若い人がある程度数がいるので、エルプランニングはいいなと思いますね。若い人が1~2人しかないのは本当にきついので。
同世代の仲間がいるというのはやっぱり大事ですね。友達はすごい大事だと思う。
K:他の世代には何かメッセージはありますか?(このブログでは描写していませんでしたが実は)若手より少し年上のメンバーもちらほら手が空いたら研修受けに来ていました。
若手社員より上の層に向けての研修は、今後ありますか?
副社長:マネージャーはマネージャー会議があるので、横の統率はとれていると思う。
その他の人たちも、まずは撮影してきたこの研修の動画を見てもらいたいですね。
K:はい、今後入社される方にも見ていただけるようにと思って撮影してきたのですが、今いるメンバーにも見れるようになっているので、見てくださいって宣伝しておきますね!
また、エルプランニングは採用活動中ということなので、もし応募してくれる方がブログを読んでくれていたらと想定して、その方々にもメッセージをいただけますか?
副社長:エルプランニングってどんな会社ですかって一言でって言われたら難しいですね……。
求めているのはプロ集団です。少数精鋭という感じ。
プロになりましょう、そして特にプロになる前、若いうちにどういう考え方を持っていないといけないかということを話してきました。
K:プロ集団を目指すという基本的な考え方に賛同してくれる人が仲間になってくれたら嬉しいですね。エルプランニングの一番の魅力はどこだと思いますか?
副社長:難しいんだけど、一番はブラックじゃないってところかな。いやブラックじゃないっていうと(他社も)みんなブラックじゃないって言うんだけど(笑)
結構自由だし、時短とかしていきたいと思っているし。
体育会系じゃないんですよね。なんて表現したらいいかな……あんまり強制力が効かない会社だよね。「石にかじりついてでも数字とってこい」みたいな会社でもないし。
ゆるい会社。でも自由と自己責任が中心にある。
安定を望んでいる人には一番向いてない会社だろうね。
☆注釈☆ 有給消化率86%は胸を張ってブラックじゃないと言って良いと思いますよ!
K:そうですね。「あれやってこれやって」と指示を受けて着実にこなしたいという人にはつらいかもしれませんが、「あれやった?」って聞かれると「今やろうと思ってたんだよ!」ってやる気なくしちゃうような、自家発電できる人は向いているでしょうね。
副社長:いやでもKさんもインタビューしていて、みんなしっかりしてるなあと思ったでしょう。
K:思いました! 改まった形でアルコールもなしに真面目な話をするのはちょっと気恥ずかしいなと思いながらやっていましたけど、みんな本当にいい話を聞かせてくれました。
副社長:結構ほんとよく考えてるしね、みんな。私もコメント見て驚いた、正直。
今の子たちの方が自分の将来に真剣だよね。
昔は(社会情勢が)右方上がりだったから、「なんとかなるさ」みたいな空気があったんだけど、今はそうじゃないしね。明日何が起こるかわからないし。
だから、今の人たちはたくましいよね。あれぐらいの生命力がないとこれからは生き残っていけないだろうな。
K:まさに自学自習ができて、一緒に会社を盛り上げていってくれる人が来てくださるといいですよね!
和田副社長、最後はなんだか質問にお答えいただくというより、ざっくりとメッセージくれくれ攻撃になってしまって申し訳ありませんでした(汗)
全7回の研修と長時間に渡るインタビューにお答え頂き、本当にありがとうございました!
参加した皆さんも通常の業務がある中、時間をとって11月から4ヶ月弱に渡る研修を受講し、またインタビューにもご協力いただき、ありがとうございました。
無事に完走できましたね! お疲れ様でした!
学んだことをしっかり活かしつつ、みなさんの能力や熱意を惜しみなく発揮して、今後もエルプランニングを盛り上げていってください!
まだまだ駆け出しの社員ブログですが、史上最長のシリーズになったこちらの記事を最後までお読みいただいた皆様も、お付き合いいただき本当にありがとうございました。
もしエルプランニングに興味を持ってくださった方がいらっしゃいましたら、ぜひお問い合わせくださいませ!
経営計画発表会のご報告記事でもお伝えいたしましたが、2018年はエルプランニングにとって「飛躍の年」となります!
若い社員もベテランの社員も一丸となってさらに成長して参りますので、今後ともお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。