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【5分でわかる!】ホスラブの削除方法と個人特定について解説します!

【5分でわかる!】ホスラブの削除方法と個人特定について解説します!

ホスラブ(正式名称:ホストラブ)は、ホストクラブやキャバクラ、風俗店などの情報交換が行われるサイトです。会員登録がいらず誰でも自由に書き込みができるので、利用者にとって有益な情報だけでなく、店舗利用者やお店側に対する誹謗中傷も多数投稿されます。

特に、特定の個人に対する投稿でトラブルになるケースもあり、頭を悩ませている方も多いと思います。

本記事では、誹謗中傷や事実無根の投稿を削除する方法やその解決策にフォーカスして解説していきます。

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ホスラブのガイドライン・利用規約について

ホスラブのガイドライン・利用規約について

ホスラブに書き込まれている内容は、自他問わず任意で削除することができない仕様になっています。ただし、運営側(通称:削除人)削除依頼を出し、受理された場合に限り削除が認められます。

まずは、どの様な投稿内容であれば削除される可能性があるか、その基準やガイドラインを確認する必要があります。

ホスラブのガイドラインについて

ホスラブでは、5つの削除依頼ガイドラインを設けています。このガイドラインの項目に違反=違反内容を含む書き込みについては、ホスラブの運営側が削除を受理してくれる可能性が高いことを意味します。

以下、公式のガイドラインに記載されている項目の詳細になります。

ホストラブ削除依頼ガイドライン
  1. 個人名・住所・所属:趣旨説明や公益性が無く、誹謗中傷の個人特定が目的である場合は削除の対象となります。例外として、一般に広く公開されているものや情報価値があるもの、公益性が有るもの等に関しては、削除対象としないとしています。
  2. 電話番号:一部伏字になっていたり、番号を示唆するような文字列も削除対象になっています。ただし、投稿者自身が自己責任の下に投稿した内容については、削除されないことがあるとされています。
  3. メールアドレス・ホスト情報:いわゆる、悪意のある晒し目的と認定された場合は削除対象となります。
  4. 誹謗中傷:個人を特定できる情報を伴っているものは全て削除対象となります。ただし、公益性があり、直接的な関係者や被害者による事実関係について書かれているものは削除対象とされません。
  5. 私生活情報:公益性の無い私生活情報・第三者の確認できないプライベート情報に関しては、個人特定や誹謗中傷を伴っていない場合でも一律削除対象となります。情報の公益性が認められると削除されない点と無責任に自分で投稿してしまった情報は削除されづらいという点には注意が必要です。

ホスラブの利用規約について

他にもホスラブの利用規約では下記の様な禁止事項が設けられています。もし、削除依頼を行う際には、利用規約のどの部分に相当するかも争点となるので必ず確認しておきましょう。

禁止行為
  • 著作権などの第三者の知的財産権を侵害し、または侵害を助長する行為
  • 虚偽または故意に誤解を与える発言
  • 民族的・人種的差別につながる発言、倫理的観点から問題のある発言
  • 特定の政党もしくは政治団体のための活動、宗教活動または専ら営利を目的とした発言、その他勧誘、宣伝、広告を目的とした行為
  • 本サイトまたは本サイトに接続しているサーバーもしくはネットワークを妨害したり、混乱させたりする行為
  • 本サイトの目的及び開設されたテーマとは無関係な発言
  • 本サイトが禁止を明示した発言または削除した発言と同一または類似する内容の発言
  • 本サイトの運営を妨害する行為または当該行為を誘引・助長させる行
  • 第三者の本サイト利用を妨害する行為
  • 第三者の個人情報を無断で収集、開示する行為
  • 第三者に対する誹謗中傷または名誉き損、もしくは他者に対して不利益または不快感を与えるおそれのある発言
  • 自分以外の人物を名乗ったり、代表権や代理権がないにもかかわらず文化団体などの組織を名乗る発言、または他の人物や組織と提携、協力関係にあると偽ったりする発言
  • 公序良俗に反する行為
  • その他本サイトが不適切と判断した全ての行為

【引用元】http://news.hostlove.com/delete/index.cgi

ホスラブの削除方法について

ホスラブの削除方法について

前述の利用規約やガイドラインを確認した上で、該当する箇所が明確であれば、実際に削除依頼を運営側に送信しましょう。

削除依頼の手順

まずは、ホスラブの各地域のTOPページの下の方にある【削除依頼】をクリックしましょう。削除手順1次に、削除依頼ガイドを確認して、4の削除依頼フォームに進みましょう。削除手順2必要箇所を充足させ、【依頼する】をクリックすれば完了です。

削除手順3

削除例文

削除依頼はしっかりと内容を整理し、確認の上行ってください。正しく記入しない場合、正当な理由であっても受理されないケースがあります。以下に例文を記載します。

■スレッド番号

20000101123456

※URLの14桁とは下記の赤枠で囲んだ数字の部分です。

14桁のスレッド番号

※スマートフォンの場合は画面が小さく見にくいですが、下記赤枠がスレッド番号です。

14桁のスレッド番号(スマフォ)

■レス番号

12,123

※レス番号とは下記赤枠の部分になります。複数ある場合はカンマで区切ります。

レス番号

■削除理由

下記の投稿内容は、利用規約と削除ガイドラインに違反しているため、削除して頂くようお願いいたします。

スレッド番号

20000101123456

レス番号

12,123

該当する利用規約・ガイドライン

利用規約

3.禁止行為の〇条

削除ガイドライン

1.個人名・住所・所属について

以上

※削除理由内にもレス番号を表記しないと受理されません。

■お名前

○○○○

■メールアドレス

○○○○@○○○.ne.jp

ホスラブに削除依頼をする際の注意点

ホスラブに削除依頼をする際の注意点

その他、ホスラブに削除を依頼する際には次の点にも注意が必要です。

削除依頼履歴が残ってしまう

削除フォームを通じて削除依頼を行った場合、本名やメールアドレスは掲載されませんが、お店の地域や個人からの依頼かどうかと併せて、スレッド番号、レス番号、削除理由がサイト内に公開されます。

削除したお店や人物が特定される可能性もあるので、注意が必要です。

スレッド削除の依頼には複数レスが必須

削除依頼ガイドには、下記の様な記載があり、利用規約やガイドラインを違反しているレス番号全てを列挙しなくてはならず、根気が非常に必要な作業となります。

また、サイト内には下記の記載もあり、スレッド単位の削除は現実的にも非常に難しい点も覚えておきましょう。

スレッド全ての削除はその全てがガイドラインに反しているか、削除人の判断によります。

執拗な削除依頼は逆効果

違反が認められた場合は、通常、96時間以内を目安に削除が行われます。

削除が受理されないからといって複数回にも渡り削除依頼を行うと、ホスラブの運営側からブラックリスト登録され、かえって逆効果を及ぼす可能性もあるので注意が必要です。

投稿主の特定や情報開示について

投稿主の特定や情報開示について

投稿主が誰であるかは、ホスラブの運営側からIPアドレスを開示してもらい、更にそこから投稿主の個人情報を割り出す必要があります。

ただし、運営側がIPアドレスを開示するのは裁判手続で開示を明示された場合に限られるため、弁護士に依頼をするのが現実的でしょう。その際には、ウェブ案件に強く、サイトの削除関係に多数実績のある弁護士に相談しましょう。

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削除を代行してくれる業者はあるのか?

時々、サイト削除の代行を謳っている業者を見受けますが、どのようなサイトであっても弁護士資格を持たない者が削除を代行することは、弁護士法の非弁行為というものに抵触するため法律違反になってしまいます。

また、ホスラブの削除依頼ガイドの中にも「違法な事業者についての注意」という記載があり、運営側からも厳しい対処を取られる可能性が高いので、絶対に利用しないようにしましょう。

トラブルにまきこまれないように注意すべき点

トラブルにまきこまれないように注意すべき点

ホスラブへの投稿は、書く側も書かれる側もリスクがあることを知りましょう。そもそも、削除事案にならないようにするには、次のような点に気を付ける必要があります。

見ない、聞かない、探さない

まずは、そもそもこのような不特定多数が書き込む掲示板を見ないようにするということもポイントです。

大抵、自分に関係性のあるスレッドや身に覚えのあるお店を検索するケースが多数だと考えられますので、意識的に見ないようにすることでそのような事象に関わらないという選択ができます。

また、人の噂や信憑性の低い情報をわざわざ自分から聞いたり、探さないということも大切です。

加害者側にならない

仮に、自分のこととおぼしき書き込みを見つけたとしても、その場で感情的になって返信をしないことや誹謗中傷合戦にならないよう、冷静かつ適正な対処を行いましょう。

気付かぬ内に、自分自身が利用規約やガイドラインを違反した「加害者」側にならないように気を付けましょう。

匿名だからといって個人特定される内容を書き込まない

たとえ誹謗中傷の書き込みを行っても、運営側から本名やアドレスなどがサイト内に公開されることはありません。

しかし、個人が推測されるような情報や当人同士しか知り得ない情報を書き込んでしまうと、個人特定されてしまう可能性があります。仮にネガティブではない情報を書き込む際にも、十分に投稿内容を確認しましょう。

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ホスラブの削除方法まとめ

ホスラブの削除方法まとめ

運営側に削除依頼を行うことは非常に手間と時間のかかる作業です。どうしても削除依頼を行いたい場合は、今一度、利用規約やガイドラインと投稿内容を照らし合わせ、理由に不備が無いかを確かめましょう。

また、削除人の判断で削除可否が判断されるので、該当の投稿が受理されずにそのまま残ってしまうケースも少なくありません。

自分だけで解決できない場合は、弁護士への相談も視野に入れて検討しましょう。

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監修者
法律事務所アルシエン 共同代表パートナー

清水 陽平

清水陽平弁護士
2007年弁護士登録(60期)。2010年11月法律事務所アルシエンを開設。ネット中傷の削除、投稿者の特定、炎上対応などインターネット分野の法律問題に取り組んでいる。総務省の「発信者情報開示の在り方に関する研究会」(2020年)、「誹謗中傷等の違法・有害情報への対策に関するワーキンググループ」(2022年~)の構成員となった。主要著書として、「サイト別ネット中傷・炎上対応マニュアル第4版(弘文堂)」などがあり、マンガ「しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~」の法律監修を務める。