5ch(5ちゃんねる)の掲示板上で、思慮の足りない利用者から誹謗中傷の書き込みをされてしまったら、どのように削除したら良いのでしょうか。
掲示板上では匿名で自由に書き込みが出来るため、企業名や個人名でネガティブな書き込みがされてしまうと、その投稿は多くのユーザーの目に晒されてしまいます。
また、ひとたび後ろ向きな発言が投稿されてしまうと、様々なユーザーが便乗して中傷の内容を繰り返し投稿してしまう状態が起こることがあります。このような誹謗中傷の投稿によって、会社や個人のネームバリューが低下してしまい、売り上げの低下や採用活動に悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
「5chでの悪口なんて気にしない」と割り切ってしまうのは簡単ですが、書き込まれてしまった内容は掲示板内だけでなくコピーサイトに転載されるほか、その内容によってまとめサイトなどにもまとめられます。
それらがGoogleなどの検索結果上にも表示されてしまうと、企業の情報を知りたがっているさらに多くのユーザーの目に触れやすくなります。こうして私達が考える以上に被害が拡大してしまうのです。
本記事では5ch上で実際に起こった誹謗中傷の事例や、万が一ネガティブな書き込みの的になってしまった場合の削除手順など、5chのトラブルにおける基礎知識と対処法を紹介していきます。
5chの書き込みによる誹謗中傷の問題
令和5年3月に法務省の人権擁護局が発表した資料によれば、前年である令和4年におけるインターネット上の人権侵害情報について、新規に救済手続きを開始した事件の数は1,721件とされています。ピーク時である平成29年の2,217件に比べれば減少傾向にあるものの、依然として高い水準を推移していると言えます。
ちなみに、この人権侵犯事件の対応数はプロバイダ等への削除要請件数をベースにして集計しており、「1つのプロバイダに対していちどに100件の投稿削除をした」という場合を「1件」として集計しているため、実際のインターネット上では統計の数字よりも多くの誹謗中傷やプライバシー侵害などが行われているということが推測できます。
5chでは、粘着質なユーザーがネガティブな情報を発信し続けることで問題に発展してしまう場合があります。また、ツイッターなどのSNS上で発生した誹謗中傷の火種が飛び火して、スレッドが立ち上がり炎上が加速するという事例もあります。
続いて5chの性質や、どのような誹謗中傷の事例があるか紹介します。
参考:法務省:令和4年における「人権侵犯事件」の状況について(概要)~法務省の人権擁護機関の取組~
5chとは?
5chは、その前身となる「2ch」が1999年に西村博之氏(通称:ひろゆき)によって作られ、開設当初から、独特な掲示板文化が育まれてきました。
特定のスレッドを立ち上げて、自分が関心のあるトピックについてディスカッションできる仕組みがインターネット黎明期のユーザーに受け入れられ「2ちゃん」という略称や、「2ちゃんねらー」と呼ばれる利用者が増えていきました。
しかし、2chのサーバを管理していた会社の代表であるジム・ワトキンス氏が「2ch」管理者となり、その後「2ch」は「5ch」に変更され、現在ではフィリピン法人のLoki Technology, Inc. が管理者となっています。
5chの書き込み削除を阻む「匿名性」の問題
5chでは、FacebookなどのSNSなどと異なり、利用者の実名やユーザー名も明かすことなく、自由に発言を行うことが出来ます。5chは「言論の自由」を最大限に尊重しており、利用者が自分の関心事について、実世界の身分を気にすることなく発言する場を提供しています。
しかし、掲示板内で誹謗中傷が問題となった時に、掲示板の特色である「ユーザーの匿名性」が解決を阻みます。ネガティブな内容を書き込んだユーザーに対して、訴訟を行ったり、何らかの賠償を起こしたりしようと考えたときには、まず、相手方の情報を把握する必要があります。
そこで、発信者の情報を掴むための「開示請求」(発信者情報開示請求)の手続きを行い、誹謗中傷を投稿した相手の特定を試みることになります。
5ちゃんねるで起きたトラブルを解決したい場合、その運営会社であるLoki Technology, Inc.に対して発信者情報開示請求を行う必要があり、裁判手続によって開示を求めることになります。
裁判手続は、仮処分という手続きのほか、令和4年10月に施行された改正プロバイダ責任制限法に基づく発信者情報開示命令という裁判手続を用いることが可能です。
ただ、後者の手続きだと、仮処分だと例外的に認められている「無審尋」という手続きを法律上取ることができないことや送達の問題から、手続きが遅くなってしまいます。
そのため、前者の手続きを選択するのがよいでしょう。
決定があったとしても必ず開示される訳ではないですし、ログがなくなっているということもあり得ますが、開示請求が認められた場合5ちゃんねるからはIPアドレス等の情報が開示されることになります。開示がされたら、IPアドレス情報を元にプロバイダに契約者情報の開示を請求していくことになります。
誹謗中傷の被害に合ってしまった場合は、このように相手方の情報を明らかにしてから、訴えを起こすというステップを踏まなければならないのです。
5chのネガティブな書き込みが問題となった事例
掲示板内では「身元を明かさずに自由に発言できる」ことのマイナスの側面として、発言のマナーが薄れて、粗野な書き込みが発生しやすいという状況があります。
誰かが誹謗中傷につながりやすいトピックでスレッドを立ててしまうと、複数のユーザーが一斉に悪口を書き込んでしまうこともあるのです。その他、5chの匿名性を悪用し、ひとりのユーザーが複数の人物を装って連続で誹謗中傷を書き込んだ例もあります。
それでは実際に、5ch内の誹謗中傷の書き込みによって問題に発展してしまった事例を見てみましょう。
お笑いタレント告訴状公開事件
2012年10月に、スレッド上に「お笑い芸人に乱暴された」という告訴状を掲載した女性が名誉毀損の罪に問われました。
告訴内容は合意のあった行為のため虚偽であり、名誉を大きく傷つけたとして、裁判官は懲役1年2月、執行猶予3年を言い渡しました。
大学教授による中傷事件
2013年1月に中部地方の大学教授が、スレッドに校内のパワハラや不正経理が行われているなどと書き込みを行っていたことが公表されました。
大学側が5chの運営側に、書き込みを行った発信者の「情報開示」を求めたことによって、発覚しました。
YouTuberへの誹謗中傷事件
2021年の7月、高級ホテルなどの紹介を発信しているYouTuberへの誹謗中傷が5ちゃんねるの掲示板に複数投稿されました。
ほぼ虚偽の内容であるそれらの書き込みに違法性が認められ、被害者のYouTuberは加害者の特定に成功。被害者本人のTwitterによると、加害者からの謝罪文と慰謝料の受け取りで解決したと発表されています。
また、事件解決の報告が行われたのは誹謗中傷投稿が行われた翌年の2022年6月。同Twitterでは、事件の解決までには10ヶ月もの期間を要した事についても言及されています。
参考:2chの誹謗中傷の裁判一覧まとめ
参考:YouTuberが中傷書き込みの「加害者」を特定 直筆謝罪文と慰謝料の金額を公開
最初の投稿を行った時は、当事者も気軽な気持ちで発言していたのでしょうが、気軽な気持ちであっても現実世界に悪影響を及ぼしてしまうのです。
SNSが普及したことにより、普段は5chをはじめとしたインターネット掲示板を見ないという方も増えました。しかし、Twitterなどの拡散性の高いSNSでは元々5chに投稿された誹謗中傷がスクリーンショットの画像として拡散されたり、まとめサイトのURLが拡散されたりするおそれがあります。
ルールを理解し、5chの書き込み削除に臨もう
不都合な書き込みを削除したい場合には「この書き込みを削除して下さい」と、掲示板の運営元に申請を出すことで対応してもらえます。
5chには、書き込みを削除するにあたっての独自のルールがあります。ルールを理解しないまま「とにかく、すぐ消さないと!」という気持ちだけで焦った行動をすると、かえって事態を悪化させてしまうケースもあります。
まずは削除するための仕組みを理解して、落ち着いて対応していきましょう。
5chの「削除ガイドライン」を理解しよう
5chの削除ガイドラインは、トップページ右横のインフォメーションから閲覧することができます。
引用:5ちゃんねる削除体制
また、5ちゃんねるwikiにある「使い方&注意」や「削除ガイドライン」にもよく目を通しておきましょう。
引用:削除ガイドライン – 5ちゃんねるwiki
5chは、1999年5月に前身となる2chが開設されて以降、20年以上運営されています。公開当時から、独特な掲示板文化を築いてきました。
掲示板での発言によって、これまでに様々な誹謗中傷の訴訟が行われてきました。しかし5chそのものは、批判や悪評を書き込むための掲示板ではなく、「誰でもが自由に発言できる総合掲示板」として運用されています。
そのため、書き込みを行うユーザーに対して「このような書き込みが行われたら、削除します」ということを明示した「削除ガイドライン」を設けています。
ガイドラインにも「簡単なルールの遵守が、気持ちのいい環境を生み出すことを判って下さい」という文言が記されていて、利用者に対し、ルールに反する誹謗中傷の書き込みは削除するという旨を明示しています。
また、中傷となる情報が全て削除対象となるわけではなく、ガイドライン上で誹謗中傷として定義されている情報が削除されるべきであることも説明されています。
このガイドラインの定義によると、5ch上の「個人の取り扱い」は、3種類に分類されます。政治家や芸能人など公の場で活動している方や、過去に有罪判決が出た犯罪者を「一群」として扱っています。
著作物、創作物などを提供して対価を得ている方や、外部に何らかの被害を与えた事象の当事者、掲示板の趣旨に関する職業で責任問題が起こりうる方が「二類」です。
そして一群、二類いずれも該当しない人物が「三種」として扱われ、それぞれどのような場合に削除されるかが定義づけられています。
- 一群:管理人裁定の無い限り削除しません。
- 二類:板の趣旨に則した公益性が有る事象・直接の関係者や被害者による事実関係の記述・等が含まれたものは削除されません。
- 三種:個人を完全に特定する情報を伴っているものは、削除対象です。
参照:削除ガイドライン 削除対象
どのような書き込みであっても削除してもらえるわけではなく、この削除ガイドラインでの分類に該当する情報が削除対象として取り扱われるのです。
「削除人」とは?5chの書き込みを消すボランティア
5chは不特定多数のユーザーが特定のテーマについて発言する仕組みになっていて、膨大な量のスレッドが立てられています。
掲示板内には「削除人」と呼ばれる削除申請対応の可否を判断するユーザーが存在しています。「削除人」は利用者からの削除申請を受けて「1つ目の申請は対応の必要があるが、次の申請はガイドライン上問題がないから、削除しない」といったような細かい判断を行います。
削除人は、5chの運営元のスタッフではなく有志のボランティアから構成されていて、ガイドラインに基づき削除の対応を行っているとされています。
5chの運用側に「書き込みの削除申請」を送ろう
もし、5chに自分の会社や自分自身に関する誹謗中傷が書き込まれてしまったら、削除の申請を行うことが可能です。
法人名やサービス名、個人名に関するネガティブな内容が投稿されてしまうと、1人が発した小さな火種でも、他のユーザーが議論に加わることで影響力を持ち始めます。こうして炎上に発展してしまう恐れがあるのです。
ほんの少しでも中傷的な内容が書き込まれているのを見つけたら「被害の芽を摘む」ためにも、早めに削除の対応を検討しましょう。
自分で書き込みの削除を申請する
申請する時には、下の情報を情報を明記して、窓口(meiyokison@5ch.net)にメールを送信しましょう。
- 件名:削除申し立て
- 内容:URL
- レス番号
- 削除理由
- 理由を根拠付ける資料があれば添付
- 本人確認のための資料
参照:5ちゃんねる削除体制
本人確認のための資料は、運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード、パスポート、学生証などです。
なお「仮処分」と呼ばれる方法で、運用側に削除の請求を行うこともできます。仮処分とは、急いで判断を出してもらわないと権利の保全ができない場合に行うことができる決定手続で、削除に関しては概ね勝訴判決と同じ効果を持たせることができます。
5chは、Loki Technology Inc.を名宛人とする裁判所の決定については原則として従うとしており、メールに仮処分決定を添付して送れば、削除をしてくれることになります。
ただし、5chの場合は、個人に対する書込みについては、仮処分まで使わなくても削除できることも多いようです。
他にも書き込みが問題だということを「通報」という形で申請する「削除要請板」や、これらに該当しないケースに「削除整理板」のページから申請する方法もありますが、削除依頼自体が公開される心配がないメールで申請するのがよいでしょう。
検索結果からの削除をGoogleに申請する
直接削除ができないケースでも、Googleなどの検索エンジンに対して対策を行うことで、ネットで検索を行うユーザーが、ネガティブな書き込みにアクセスしにくくなるようにする余地もあります。
Googleに対する削除申請が成功した場合、検索エンジン上から問題の書き込みが5chの検索結果上に表示されないように出来ます。
この申請は、あくまで「Googleの検索結果から、削除を行うための申請」であって、5chの掲示板に書き込まれた情報そのものは残ります。しかし、5chに投稿された誹謗中傷を検索されにくくするという意味では一定の効果が見込まれるため、5chの削除申請が難航した場合などに対応を検討してみましょう。
引用:法律に基づく削除に関する問題を報告する – Legal ヘルプ
Google からコンテンツを削除するページするのページにアクセスし、自分の氏名やメールアドレス、削除したいページのURLを記載します。そして、法的にどういった点が権利侵害に値するか、法律の条文を引用し、明記して申請を送ります。
「法的な理由付けをどのように説明すればわからない」という場合には、弁護士を通して削除申請を送ってもらうようにしましょう。
削除に値する要件、法的な理由付けが不十分な場合には、削除されないこともあります。その場合には、以下で説明する弁護士や誹謗中傷対策業者への相談を検討しましょう。
弁護士に5chの書き込みの削除を依頼する
自分で削除申請を行っても対応してもらえないケースもあります。その場合には、インターネット上の誹謗中傷解決に強い弁護士に依頼することで、問題解決のスピードや確率を上げることが出来ます。
弁護士に依頼することで、法的な裏付けをもって削除請求をしてもらうことが可能になります。
費用は、対象の数や内容、さらに弁護士によってケースバイケースですが、数万円程度から対応してもらえる可能性もあります。
また、5chに投稿された内容を直接削除ができないケースでも、Googleなどの検索エンジンに対しての対策を相談することもできます。
誹謗中傷対策業者に依頼する
インターネットの誹謗中傷対策業者は、検索エンジン上でネガティブな情報が上位に表示されてしまう風評被害が発生した時の対策を行っています。
対策業者に相談することで、5chのネガティブな書き込みが検索結果に表示されにくくするための対策について、提案を受けることが出来ます。
GoogleやYahoo!などで、会社名や個人名を入力して検索をするユーザーは、それらが「第3者からどのような評判を得ているか」ということを知りたがっています。企業名を入力して調べるユーザーは、「その会社のサービスを利用して、どのような感想を持ったか」ということや「その会社で働いている人が、どのように感じているか」という情報を求めています。
同様に、芸能人名を入力して調べるユーザーは、本人の活動実績だけでなく「その芸能人が、ファンからどのような口コミを書かれているか」「何かスキャンダルを起こしていないか」ということを知りたがります。
誹謗中傷対策を行うことで会社名や個人名について調べる検索ユーザーがネガティブな評判を閲覧してしまう可能性をおさえられるため、誹謗中傷の2次拡散を防ぐことができます。
警察に相談すべき場合
投稿の内容が名誉毀損罪や業務妨害罪に該当していると考えられるような場合であれば、警察に相談してもよいでしょう。
一般的に、どこの誰かまで特定できてからでなければ事件として扱ってくれないことが多いですが、逆に言えば特定できた後であれば動いてくれることが多いです。
また、特定ができていない場合であっても、たとえば爆破予告など多数の人命に関わるような投稿がされているケースであれば、早々に警察に相談をするべきです。
注意点として、警察は投稿の削除を行えるわけではないということです。5ちゃんねるの削除依頼については、弁護士などへ依頼することが確実かつスムーズに進められるでしょう。
2ちゃんねる(2ch.sc)の削除について
元々の2ちゃんねるは運営母体が変わり2chは5chに変更されたと先述しましたが、2ちゃんねる(2ch.net)の運営者であった西村博之氏は運営権争いで5ちゃんねる(5ch.net)の運営権を失い、その後に「2ちゃんねる(2ch.sc)」を開設しました。
ここでは2ちゃんねる(2ch.sc)の削除方法について解説します。
2ちゃんねる(2ch.sc)の削除ガイドラインを把握する
まずは削除のガイドラインを把握しましょう。基本的に5chのガイドラインと多くは変わりません。
引用:2ちゃんねるガイド:応用
2ch.scの削除ガイドライン
http://info.2ch.sc/guide/adv.html#saku_guide
5ch.netの削除ガイドライン
https://5ch.net/adv.html
ガイドラインの内容は複雑なのでここでは詳しく解説しませんが、大きく法人、有名人、その他の一般人でガイドライン上の扱いが異なります。
特に法人や団体、公的機関など個人以外の2ちゃんねる(2ch.sc)の削除ガイドラインは非常に厳しく、原則放置とされている点は要注意です。
削除用掲示板による2ちゃんねる(2ch.sc)の削除
2ちゃんねる(2ch.sc)内には、「削除要請@2ch掲示板」と「削除整理@2ch掲示板」というふたつの掲示板があります。それぞれ依頼の内容によって申請場所を使い分ける必要があります。
【削除要請@2ch掲示板(重要削除)の対象となるもの】
- 個人名・住所・所属、電話番号、メールアドレスなどの個人情報
- 情報価値が無く私事のみの情報・第三者の確認できないプライベート情報
- 差別・蔑視発言
- 荒らし依頼
- 裁判所から判決や仮処分の決定が出ている場合など
【削除整理@2ch掲示板(通常削除)の対象となるもの】
- 重要削除以外の削除ガイドラインに抵触するもの
2ちゃんねる(2ch.sc)の削除はこの削除掲示板による申請しか受け付けておらず、その他の手段(メール、電話など)の申請は不可なので要注意です。
必要事項
申請にあたり記入が必要な事項は下記の通りです。「削除要請」と「削除整理」で項目が異なるので注意しましょう。
【削除要請@2ch掲示板での2ちゃんねる(2ch.sc)の削除申請】
- 名前(法人や団体は担当者名)
- メール
- 法人名/団体名
- 対象区分(一群・二類・三種)
- 掲示板アドレス
- 既存依頼スレッド
- 削除対象アドレス(依頼対象のURL)
- 削除理由/詳細
【削除整理@2ch掲示板での2ちゃんねる(2ch.sc)の削除申請】
- 名前(またはハンドル名)
- メール
- 掲示板アドレス
- 削除対象アドレス
- 削除理由/詳細
2ちゃんねる(2ch.sc)の削除申請は一般公開される
削除要請は掲示板を通じて行われるので、通常の掲示板と同様に一般ユーザーの目に晒される点には最も気を付けなければなりません。
削除申請があったことが多くの目に触れてしまうことで「不都合な事実を隠蔽しようとしている」などと再炎上のきっかけにもつながります。
ガイドラインを熟読し、削除の申請に客観的に正当性があるかを十分に検討してから慎重な判断を行いましょう。
2ちゃんねる(2ch.sc)の削除申請が通らなかった場合
2ちゃんねる(2ch.sc)の削除申請が却下されてしまった、もしくはいつまで経っても削除がされない場合もあります。
その場合は、削除を認める仮処分決定があれば2ちゃんねるも削除をしてくれることから、5chの削除と同様に弁護士に相談するとよいでしょう。
内容的に削除が認められにくいものであったとしても、専門業者に相談することで次善の対応が取れる可能性もあります。
まとめ|5chの書き込み削除は、ガイドラインやルールを理解して対処しよう!
5ちゃんねるや2ちゃんねるのネガティブな書き込みを削除するためには、まずそれぞれのガイドラインをしっかり理解しておきましょう。ガイドライン上で定義されていて、誹謗中傷に該当する等、削除に値する法的な理由が明確であれば、削除してもらうことは出来ます。
ただし、掲示板の性質上、多くのユーザーに削除申請が行われているため、運用側に十分な対応を行ってもらえない場合はあり得ます。
今回、紹介した方法の中で、誹謗中傷対策業者に相談する方法であれば、法的な要件を満たさない場合でも、問題の投稿が多くのネットユーザーの目に触れにくくするよう、対策することが可能です。
企業名、個人名のブランドを守るためにも、専門家に相談しながら、対処していきましょう。
ネットの誹謗中傷、風評対策のプロがお悩みを伺います。
風評サイトやサジェストのお悩みのほか、SNSや口コミサイトの監視など、幅広くご対応可能です。
清水 陽平