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エゴサーチのやり方は?エゴサとパブサの違いやエゴサの方法を解説します

エゴサーチのやり方は?エゴサとパブサの違いやエゴサの方法を解説します

自分や自社に関わる事を検索する行為である「エゴサーチ(エゴサ)」。

本記事ではエゴサーチの意味やパブリックサーチ(パブサ)との違い、メリットやデメリット、効率的なエゴサーチのやり方などを紹介します。

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エゴサーチとは?何をすることを言うの?

エゴサーチとは?何をすることを言うの?

エゴサーチとは、「ego(「自己」という意味のラテン語)」と「search(「調べる、差検索する」という意味の英語)」を繋げた合成語です。

一般的に「エゴサ」と略され、自分の名前や所属している団体名、運営しているサイト・ブログ・SNS、会社であれば自社名や自社のブランド名などといった「自己」「自社」に関わる語句を検索することを言います。

【エゴサーチの対象になるもの】

<個人の場合>
自分の本名、ハンドルネーム、自分の創作した作品名 など

<企業の場合>
自社名、子会社名、自社サービス・商品・ブランド名、社長の名前 など

その他、芸能人がSNSで自分の出演するドラマや役名のハッシュタグを検索するなどといった行為もエゴサーチとなります。

芸能人はよくエゴサーチをする?

エゴサーチをするという行為は、SNSが普及した現代では珍しくない事とする認識が広まっており、2017年にはAbemaTV SPECIAL チャンネルで「エゴサーチTV」という、エゴサーチで出てきた情報を元に芸能人や著名人がトークを行っていく番組も放送されました。

TwitterやInstagram、テレビ番組内で、人気俳優や女優といった芸能人が「エゴサーチをしています」という発言をしたり、「#〇〇というハッシュタグを使ってくれたら見ます!」と公言していたりするのを目にした事がある方もいるかもしれません。

芸能人の名前を呟いたら、とくにハッシュタグなどを付けていないにもかかわらず、その芸能人のアカウントから「いいね」がついて驚いた経験のある方もいるでしょう。

エゴサーチで一般人のツイートのエゴサーチをする事が趣味だという芸能人もおり、気に入った投稿や自分の事を応援してくれている投稿に対して「いいね」や「リツイート」などのアクションを起こすことも少なくないのです。

参考:エゴサーチTV | 株式会社IVS41

エゴサーチのメリットとデメリット

企業のSNS担当者や芸能人・有名人の中に「(自社・自分は)エゴサーチをしています」と公言している方もいる一方、多くの人の目に留まる芸能人や有名人が「エゴサーチはしません」「(エゴサーチ以前に)SNSは一切やっていません」と断言している場面を見た事があるという人も多いと思います。

エゴサーチを行うメリット、デメリットとは一体どのようなものでしょうか?

エゴサーチのメリット

  • 自社サービスやブランド、または自身の認知度や人気がわかる
  • ユーザー(顧客や視聴者など)の正直な意見がわかる
  • 既存サービスの改善や新しいサービスのヒントが得られる
  • 炎上しそうな投稿を発見し、先回りで対処ができる

エゴサーチを行うことで、自社ブランドや自分の知名度をはかる方もいます。とくにSNSを利用してのエゴサーチにこういった目的を持つ人が多いと言えます。

「多数のユーザーを抱えている」「投稿の敷居が低く自由な発言を行いやすい」という特徴のあるTiwtterやInstagram上でどの程度自社や自身の話題が挙がっているかサーチをすることによって、認知度や人気の程度を理解することができるのです。

また、芸能人本人や企業の担当者が見る事を前提としていない発言は、企業や芸能人の公式アカウントで行うアンケートなどの回答に比べてフラットな意見である場合が多くあります。(※その分、批判やダメだしなども多く見つかるという点は留意しておきましょう。)

こういったフラットな視点の意見を取り入れる事によって自社のサービスや売り方などを改善していくことができるという点もエゴサーチを行う事のメリットのひとつです。

さらに、日頃からまめにエゴサーチをする事によって過剰なネガティブ投稿を早期に発見することが可能であるというメリットもあります。

SNSなどでしばしば起こる「炎上」は、可能な限り速やかに対応をする事が被害を抑える鍵だと言われています。

エゴサーチを行って炎上の可能性がある投稿を早期に発見することで、炎上前に対処を行ったり、被害のちいさいうちに鎮火をしたりすることが可能です。

エゴサーチのデメリット

  • 誹謗中傷を発見してしまう場合もある
  • 知名度が高いワードの場合、欲しい情報を得るまでに時間がかかる

逆に、エゴサーチを行う場合のデメリットを考えてみましょう。

エゴサーチは、「本人に見られること(やその可能性)を想定していない人」が発言した投稿のサーチをする行為であるため、風評や誹謗中傷、批判などネガティブな投稿を発見してしまう場合もあります。

エゴサーチで発見するネガティブな発言は、基本的に「本人が見る」ことを前提に投稿されたものではないため、想定外に心無い言葉を見てしまう危険もあります。

「ネガティブな意見も含めて知りたい」「厳しい意見もアドバイスだと思って受け止められる」という方であれば良いですが、とくに個人が自分の名前を検索する場合は、覚悟を持って見る事ができない場合は検索を控えた方が良いでしょう。

また、自社に関する情報のリサーチ目的でエゴサーチをしている場合、検索するワードの知名度が高ければ高いほど目的の情報にたどり着きにくく、検索のための時間を多く割かなくてはいけなくなってしまいます。

エゴサーチとパブリックサーチの違い

エゴサーチと似たような言葉に「パブリックサーチ」という言葉があります。通称「パブサ」と略され、こちらは「自己」「自社」に関わらない事柄を検索する行為のことを言います。

【パブリックサーチ】
別名:パブサ
パブリックサーチとは、インターネット上のウェブ検索エンジンなどで著名人や友人などの特定他者の名前を検索する行為の意味で用いられることのある語である。いわゆるエゴサーチの他人版、のような位置づけである。

エゴサーチは英語でも ego search というが、他人の名前をウェブ上で検索するという意味で public search とは言わない。

引用:IT用語辞典バイナリ「パブリックサーチとは」

つまり、

「自己」「自社」に関係する事柄を検索する行為 ⇒ エゴサーチ(エゴサ)
「自己」「自社」に関わらない事柄を検索する行為 ⇒ パブリックサーチ(パブサ)

と理解することができます。

「エゴサ」は、しばしば「パブサ」と混同されてしまっていることがあります。例えば、「〇〇(自分が購入検討している商品)をエゴサした」という使い方は間違いと言え、この場合「自分が購入検討している商品を検索する」という行為はパブリックサーチです。

同じように、ある企業が市場調査のためにライバル企業の商品を検索する行為なども「パブリックサーチ」といえます。

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エゴサーチのやり方を解説

エゴサーチのやり方を解説

それでは、実際にエゴサーチを行う際の一般的なやり方を解説します。本記事では、多くの人が利用する代表的なSNSであるTwitterとInstagramでのエゴサーチのやり方を記載しています。

エゴサーチのやり方:Twitter

Twitter(ツイッター)でエゴサーチをする方法を紹介します。

Twitter公式 話題を検索

引用:Twitter公式 話題を検索

Twitterでのエゴサーチは、ブラウザの上部(※PC版)にある検索フォームを使って行うことができます。このフォームに検索したいキーワードを入力するだけで簡単にエゴサーチを行うことが可能です。

Twitter公式 高度な検索

引用:Twitter公式 高度な検索

エゴサーチを行いたいキーワードが有名な語句(Twitterでよく呟かれる語句)であったり、検索する語句に詳細な条件を設定したかったりする場合は、こちらの検索を利用しましょう。

複数のキーワードを設定した場合は、そのうち「すべてを含む」「いずれかを含む」などの指定が可能です。

また、「いいね」や「リツイート」が多い投稿に絞って検索することやツイートされた期間を絞って検索することも可能です。

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エゴサーチのやり方:Instagram

Instagram(インスタグラム)でのエゴサーチ方法を紹介します。

Instagram 検索フォーム

引用:Instagram公式

Instagramでのエゴサーチも、PC版の場合は上部にある検索フォームを使って行います。(スマホ版は画面下部の虫眼鏡マークのタブが検索欄となります。)

Instagramは投稿の本文に使われている語句を検索することができないため、エゴサーチを行う際には「ハッシュタグ」の検索をすることになります。

検索方法は、エゴサーチしたいキーワードの先頭に「#(ハッシュ記号)」を付けて検索フォームに入力するだけ。

「#店名」「#ブランド名」などが一般的な検索対象となります。企業のキャンペーンなどで独自のハッシュタグを作成・公開している場合はそちらを使って検索を行うと良いでしょう。

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TwitterやInstagramでエゴサーチをするとバレる?

TwitterやInstagramでエゴサーチをすると、フォロワーや自分に関連する投稿を行っているユーザーなどにバレてしまうのではないか?と考える方もいるでしょう。

基本的には、エゴサーチを行っても他のユーザーにエゴサーチを行った事実がバレることはありません。

しかし、以下の場合には他人にエゴサーチをした事がバレてしまいます。

  • 自分の使用している端末に残っている検索履歴を見られてしまう
  • Tiwtter、Instagramでエゴサーチをして見つけた投稿に対して自分のアカウントから「いいね」や「リツイート(またはリグラム)」をしてしまう
  • Tiwtter、Instagramで相手のアカウントの「フォロー」ボタンを押してしまう
  • Instagramで、相手のアカウントが投稿した「ストーリーズ」を閲覧してしまう
  • 検索フォームに入力するキーワードを誤って投稿してしまう(誤爆)

基本的にエゴサーチを行っても他の人に検索した語句などはわかりません。

しかし、自分が利用しているスマホやパソコンを誰かに覗かれてしまい、その端末に検索履歴が残っていた場合はエゴサーチを行っていることがバレてしまいます。

もちろん、エゴサーチを行った結果発見したツイートやインスタの投稿などに「いいね」「リツイート(またはリグラム)」をするなど自分からアクションをおこしてしまった場合も、相手に通知が表示されてしまう場合が多いため、バレてしまいます。

また、エゴサーチを行っている最中に間違えて「フォロー」ボタンを押してしまったり、Instagramの「ストーリー」を閲覧してしまったりした場合なども、エゴサーチをしている事がバレてしまう可能性があります。

稀に、エゴサーチを行うための「検索フォーム」と投稿を行うための「投稿フォーム」を間違えてしまい、検索を行うために入力したキーワードが誤って投稿されてしまうというミス(誤爆)によりエゴサーチをしている事がバレてしまう場合もあります。

どうしてもバレたくない場合は、エゴサーチをしている間はとくに誤操作に気を付けたり、エゴサーチ用のアカウントを別に作成したりするなどしてバレないように気を付けましょう。

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もっと効率的にエゴサーチをする方法は?

もっと効率的にエゴサーチをする方法は?

検索エンジンやSNSを利用してエゴサーチをする場合、都度サイトを移動したり、SNSごとにログイン・ログアウトを繰り返したり、同じワードを何度も検索したりしなければならず、それだけでも多くの時間がかかってしまいます。

また、著名人の名前や有名なブランド名・サービス名といった知名度の高いワードを検索する場合は、検索結果に全く関係のない投稿が表示されてしまう場合があるなどして欲しい情報を探すのに苦労してしまうこともあります。

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監視ツールや口コミ分析ツールを利用する

そういったデメリットを回避するために、監視ツールや口コミ分析ツールを利用するという手もあります。

主に風評や誹謗中傷の対策を行っている会社などがそれぞれに開発を行っているため、ツールの機能や値段もそれぞれですが、基本的には監視・分析したいキーワードを登録しておくと、検索エンジンの検索結果やSNSなどにおけるキーワードの風評ワードなどを自動で検知してくれるサービスとなります。

例えば、株式会社エルプランニングの「イメージチェッカー」の場合は、検索エンジン(Google・Yahoo!)に表示されるサジェスト・関連ワードの風評チェックやオーガニック検索(自然検索)で表示される1位から100位までのサイトを監視することが可能です。

監視ツールを利用するメリットは、まず「監視を行うために割く時間を短縮できる」ということ。ひとつのツールで複数の場所を監視できたり、面倒なキーワードの入力作業、条件の設定を省くことができたりします。

ツールを提供している企業によりますが、後に紹介する有人監視よりも安価で提供されているため、導入へのハードルも低めです。

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有人監視サービスを利用する

エゴサーチに社内の人員を割けない場合や個人で対応しきれない場合は、監視に関する業務を全て外部の企業に丸投げしてしまう方法もあります。

それが、「有人監視サービス」の利用です。

こちらも基本的に誹謗中傷対策を行っている会社がそれぞれに提供しているサービスで、言葉通りエゴサーチを行いたいワードを人の目で監視します。

「有人監視サービス」は基本的に炎上予防の観点からサービスの提供が行われているものですが、「自社サービスの評判が知りたい」「自社商品がどのくらい認知されているか知りたい」といったソーシャルリスニングの観点で利用できるようカスタマイズできる場合もあります。

株式会社エルプランニングの「ネット監視サービス」も、炎上予防だけのサービスではありません。集客サポート用に利用したい場合でも目的に合わせたカスタマイズが可能ですので、ぜひご相談ください。

まとめ|エゴサーチはやり方やメリット・デメリットを理解して効率よく行おう

エゴサーチはやり方やメリット・デメリットを理解して効率よく行おう

SNSや検索エンジンを利用したエゴサーチを行うことは、現代では珍しいことではありません。

自社商品やサービスの評判を調査したい企業や、自分の知名度などを知りたい芸能人などは「エゴサーチをしている」という事を公言している場合すらあります。

エゴサーチは、自社サービスやブランド、または自身の認知度や人気がわかったり、サービスや演技など自身がクオリティを上げていきたいと思っている事柄について改善のヒントが得られたりするメリットがある一方、風評や誹謗中傷など悪意のある発言を見てしまうリスクもある事は十分留意しておく必要があります。

SNSなどで行うエゴサーチは無料で行うことが可能ですが、効率的にエゴサーチを行いたい場合は監視ツールや口コミ分析ツール、有人監視サービスなどの導入も検討すると良いでしょう。

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監修者
法律事務所アルシエン 共同代表パートナー

清水 陽平

清水陽平弁護士
2007年弁護士登録(60期)。2010年11月法律事務所アルシエンを開設。ネット中傷の削除、投稿者の特定、炎上対応などインターネット分野の法律問題に取り組んでいる。総務省の「発信者情報開示の在り方に関する研究会」(2020年)、「誹謗中傷等の違法・有害情報への対策に関するワーキンググループ」(2022年~)の構成員となった。主要著書として、「サイト別ネット中傷・炎上対応マニュアル第4版(弘文堂)」などがあり、マンガ「しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~」の法律監修を務める。