MEO対策による効果とは?
MEO対策を始める時、どのような効果が見込まれるかは特に気になる所ではないでしょうか。自分で対策する時はもちろん、業者に委託する場合でも、目的や効果が分からないままだと振り返りを行うこともできません。
本記事では、MEO対策によって考えられる効果について紹介していきます。
MEO対策の効果を理解し、コスパの高い集客を行いましょう。
MEO対策の具体的なやり方について知りたい方は、”MEO対策とは何か?基礎から教えます!”のページをご覧ください。
MEO対策の効果5つ
MEO対策では、どんな効果が得られるのか?
Google検索では地域に応じた検索結果を表示する傾向が強くなっていて、MEO対策の重要性は日に日に高まっています。
しかし、他の集客方法である広告やSEO対策と比べると、MEO対策に取り組んでいる人は少なく、早めに対策をしておくことで集客元を確保しておくことになります。
MEO対策によって効果が得られる5つの項目を紹介します。
通常の検索結果より上部に表示される
MEO対策が注目されている一番の理由は、SEO(通常の検索結果)より上部に表示されることです。
普段調べごとをする時、どのサイトをクリックして調べるでしょうか?
約4割の人は、上部3位までで必要な情報を得ています。
上の画像の通り、MEO(Googleマップ枠)は通常の検索結果よりも上部に表示されます。
検索結果で上位に位置するほど、クリック率や流入に繋がりやすいのですが、MEO対策は通常の検索結果より上部に表示されるので認知を高め集客にも繋げやすいのです。
広告やSEO対策よりコスパも高い
検索結果の上部に表示されることは、費用対効果=コスパの面でも大きなメリットがあります。
検索結果に表示される内容は、大きく3種類です。
- MEO(Googleマイビジネス)
- SEO(通常の検索)
- リスティング広告
上部に表示されるリスティング広告枠は、商材にもよりますが1クリックあたり数百円の広告費用が発生します。また、SEO対策を行うとなると、業者であれば数十万円の費用が掛かりますし、自社でやるとしても定期的な更新など大きな労力が掛かります。
一方、MEO対策であれば、自社でやる場合には労力が少なく、業者へ委託する場合にも月に数万円で委託が可能です。
同じ検索結果でも、MEO対策はコスパの高い対策となり、広告宣伝費のコストダウンに繋げることもなります。
店舗への直接訪問が増える
MEO対策では、直接訪問に繋がりやすいのも効果的な点です。
カフェやドラッグストアを検索する時は、現在地から近い店舗を検索したい時も多いのではないでしょうか?
MEO対策で検索結果上に店舗が表示されれば、ボタン1つで現在地からのルート検索も可能です。飲食店のポータルサイトにいかなくても、検索結果上でルートまで分かるのは大きなメリットですよね。
店舗ごとに行うMEO対策は、行動に移りやすいといった点で、SEO対策やポータルサイトへの掲載よりも効果の高い施策と言えるでしょう。
問い合わせや予約の増加
MEO対策で上位化されると、問い合わせや予約も増加します。
検索結果上には地図だけでなく電話番号が表示されるため、スマホだとクリック1つで電話をすることができます。
また、Googleマイビジネスの機能設定によっては予約機能も利用が可能です。
店舗への電話はもちろん、予約ページへ直接アクセスできるので、美容院やエステ、病院など予約が必要な店舗にとっては大きな効果を得られるでしょう。
ホームページへの流入増加
MEO対策で上位化できると、ホームページへの流入も増えます。
MEOで表示されるGoogleマイビジネスでは、ホームページへのリンクも含まれています。
通常の検索結果よりも上部に表示されるので、MEO対策がきっかけとしてホームページへの流入も増えてきます。
ホームページ上でキャンペーンの告知やサービスへの想いを書いたとしても、読んでもらえない限り伝わることはありません。広告やSEO対策、またはポータルサイトへの掲載などで流入を増やすことも可能ですがMEO対策で上位化すれば低コストで知ってもらうことが可能です。
MEO対策は、実店舗はもちろんホームページの流入増加にも繋がるのです。
MEO対策で効果的な業種
MEO対策で効果があるのは、地域に紐づいたサービスや業種です。
現在地から近いお店や最寄り駅の近く、または自宅の近くなど地域に紐づくサービスと相性が良い対策となります。
業種によってMEO対策への向き不向きがありますが、具体的にどの業種だと効果が高いのでしょうか?
MEO対策で特に効果の高い業種を紹介します。
飲食店
まずは飲食店です。飲食店を探すとき、立地やアクセスは優先度が高い項目く、MEO対策との相性は非常に高いです。
飲食店がMEO対策と相性が良いのは、次の3つの理由からです。
- 現在地から近い
- 駅から近い
- 最寄駅から近い
地域名とあわせて「カフェ」「ラーメン」などと検索した時、最初に目が付くと、その後の来店にも繋がります。
同時に、Googleマイビジネス上の口コミも来店するかの判断基準となるので、評価の高い口コミを貰えている店舗ほど、MEO対策の効果は高くなるでしょう。
飲食店は料理や接客も大事ですが、集客においてはMEO対策が高い効果を発揮するのです。
病院
病院やクリニックも、MEO対策で効果の高い業種の1つです。ほとんどの人は、病院を調べる時に地域名と合わせて検索をするため、MEO対策による効果も高くなります。
病院がMEO対策をする場合は、以下のようなワードで対策をするイメージです。
- 池袋駅 内科
- 恵比寿 歯医者
- 札幌市 皮膚科
地域名とあわせて検索した時に表示されることで、来院数の増加に繋げることができるのです。
美容院、エステ
美容院やエステ、または整体院などもMEO対策と相性がいい業種です。
口コミ美容室.comというサイトが行った、美容室を選ぶ基準について調査したアンケートによると、一番多かったのは「自宅の近所」と、立地が重視されていることも分かっています。
「今通っている美容室は何で知りましたか?」の質問同様に「自宅の近所」という回答者が第1位でした。
引用:口コミ美容室.comより
美容室を選ぶ時、お店のブランドや実績ももちろん大切ですが、多くの人は立地を重視しています。
美容室では広告費を高くかけるケースも多いため、MEOで上位化できるとコストを下げられることもメリットの1つと言えるでしょう。
士業
弁護士事務所や税理士事務所など、士業もMEO対策で効果的な業種です。
士業関係は、地域に紐づいて検索されやすく、事務所の知名度や規模に差が出ることも少ないため、検索上部に位置できることは集客面で大きな効果を発揮します。
1件のお問い合わせで数十万~数百万規模の売上に繋がるので、MEO対策による費用対効果は非常に高いと言える業種でしょう。
MEO対策に向かない業種
MEO対策に向いている業種がある一方で、向かない業種も存在します。
もし、以下に当てはまるようなサービスでMEO対策を考えているのなら、一度検討し直すべきかもしれません。
MEOの枠が出ていない
MEO対策で効果が出るのは、Googleで検索した時にGoogleマップ枠が表示される場合です。反対に、検索するキーワードによっては、Googleマップ枠が出ないとこも多々あります。
もし、対策したい検索語句でGoogleマップ枠自体が表示されないのであれば、MEO対策には適していません。
Googleの仕様が変わることも考えられますが、検索結果にGoogleマップ枠が表示されないワード、サービスなら、今の時点でMEO対策は必要がないと言えるでしょう。
BtoBのサービス
BtoBが中心のサービスも、MEO対策では効果の低い業種となります。
MEO対策で効果があるのは、地域に紐づいたサービスです。
BtoBのサービスは地域性よりも価格やサービス内容を重視する傾向が強いことから、MEO対策による効果はあまり見込まれません。
サービスの質や評判が悪い
そもそもですが、サービスの質や評判が悪い場合は、集客よりサービスそのものを見直さなければ行けません。
サービスの質が低いままMEO対策をしてしまうと、さらに来客数が減ってしまう可能性もあります。
MEO対策は検索結果の上部にGoogleマイビジネス枠を表示させる対策ですが、口コミも一緒に表示されます。
一定以上の評判があれば集客に繋がりますが、ネガティブな口コミばかりで点数も低いままだと、集客には逆効果にさえなります。
MEO対策は質の高いサービスがあってこそ、効果を発揮するものだと理解しておきましょう。
MEO対策の効果まとめ
MEO対策による効果や、業種の向き不向きについて紹介してきました。
MEO対策の一番の効果は、低コストで集客できることです。上手に活用できると、広告費を抑えながら店舗や事務所への来客数を増やすことができます。
地域性の高い業種なのに、まだ対策できていないのであれば、自分で出来ることから対策を始めてみましょう。