『クリニックを開業する予定だけど、WEB集客に力を入れたほうが良いの?』『そもそも患者さんをどう集めたら良いかわからない』など、クリニックを開業・経営するにあたっては患者さんを増やせるのか、集客面で不安がたくさんありますよね。
今回はクリニックの集客方法でお悩みの方向けに対策方法を徹底解説いたします!
そもそも患者さんがクリニックを探す方法
そもそも患者さんがクリニックを探す時はどんな方法で探すのでしょうか?クリニック選びの方法がわからないと患者さんを増やすこともできません。
まずは患者となるターゲット層がクリニック選びをする主な方法についてご紹介します。
WEBの自然検索で探す
最近ではスマートフォンの普及により誰もが気軽にインターネットを使える時代になりました。通勤電車に乗っている時、自宅のリビングでくつろいでいる時など、様々な場面で簡単に調べものができるので、病院やクリニックを探す手法にももちろん使われます。
そのためWEBの自然検索で上位表示サイトの紹介しているクリニックや、ホームページが上位表示しているクリニックの中から検討するのです。
マップ検索で行きやすいクリニックを
では「インターネットを使ってクリニックを探す時には自然検索の検索結果しか見ないのか」といえば、そうではありません。パソコンでも使えますが、最近では特にスマートフォンで、マップ検索をする人も多いのです。
マップ検索は「Google MAP」のアプリから開くパターンと、Google検索でマップ枠が出てくるパターンがあります。
地図上でクリニックの場所が確認できて、かつGoogleマイビジネスというツールで電話番号や口コミなどの店舗情報が見ることができるので、自宅や職場から行きやすいか、どんな評価なのかなどがこのツールだけで確認できます。
こういった便利さもあり、最近ではマップ検索を使う人が増えています。
家族や知人からの口コミ紹介
クリニック選びをする方法は、マップやWEBの自然検索だけではありません。家族や知人からの口コミも重要です。
新しくクリニックを探す患者さんは「きちんと寄り添った診察をしてくれるか」「正しい診断をしてくれるか」不安に感じるものです。
クリニック側が発信するポジティブな情報と、家族や知人が「このクリニック行ってみたらすごく良かった!」と話してくれる情報では、どちらの信頼度が高いでしょうか。もちろん後者です。
クリニック探しで失敗したくない新規患者は身近な人の口コミを信頼する傾向があるので、良い口コミを伝えてもらえるよう工夫しましょう。
クリニックの集客手法3選!
ここまでクリニック探しの方法についてご紹介しました。
それでは次は具体的にどのような集客方法を行えばよいのか、3つに絞ってご紹介していきます。
SEO対策で上位化
一つ目はSEO対策です。SEO対策とは、Search Engine Optimizationの略で、日本語では「検索エンジン最適化」と呼ばれています。例えば「五反田 クリニック」で検索した時に検索結果に表示されるサイトの中で上位化させる対策のことを指します。
- 検索結果での上位表示ができれば追加コストをかけずに集客が可能
- 自社情報の露出機会が多く認知度や集客増加が期待できる
- 長期的に対策が必要になる(即効性に欠ける)
- キーワードによって競合が多く、難易度が上がる
即効性に欠けるため、「すぐに集客したい」という場合には向かない施策ではありますが、上位表示された場合には多くのユーザーの目に止まるので、認知度が上がり多くの人に知ってもらうことができます。
ポータルサイトに掲載
次にポータルサイトに掲載するという方法についてご紹介します。クリニックについて調べると、EPARKやCalooなどのポータルサイトが検索結果に表示されることありますよね。
これらのポータルサイトはSEO対策を行なっているので上位表示されやすく、多くのクリニックを探しているユーザーの目に触れる機会があります。
その際、そのサイトの中にクリニック情報が掲載されていれば、公式サイトやGoogleマイビジネスへの流入や問い合わせに繋がります。
MEOでエリアマーケティング
最近注目の集客施策として、Googleマイビジネスを使ったMEOという施策があります。これはMap Engine Optimization(マップエンジン最適化)と呼ばれるもので、例えば「五反田 クリニック」で検索した時に対象のマイビジネスを上位化させる施策のことを指します。
エリア名×業種で検索するユーザーは、特定のエリアでその業種のお店を探しているユーザーです。またクリニックの場合には、直近でクリニックに行きたいユーザーが検索しているため、直近の予約に繋がる可能性が高いところが大きなメリットですね。
クリニックの集客ポイント
これまでご紹介した集客を行う上でどんなところに気をつければ良いのか、ポイントをご紹介します。
競合との差別化が図れるか
まず競合のクリニックとの差別化が図れるかという点が重要となります。競合クリニックがたくさんいる中で選んでもらうためには、強みを掲げなければいけません。
- 特定治療の実績(年数や件数)
- 治療設備の整備
- 立地(駅近、車で行きやすい)
これらの内容をWEB上で情報発信しておかないと、競合クリニックと比較して選んでもらうのは難しいでしょう。
競合と差別化できるPRポイントを積極的に掲載しましょう!
実際の患者さんの口コミ数と質
競合との差別化ポイントを抑えたら、次に気にするポイントは口コミの数と質です。実際に来院した患者さんの口コミは、新しくクリニックを探しているユーザーの選ぶポイントに大きく影響します。
クリニック側が丁寧に診察しますとアピールしているのと、実際に行った人が丁寧な診察だと評判をつけているのでは、実際に行った人の口コミの方が信頼度は高いですよね。
その際もただ「よかった」「丁寧だった」と書いているよりも、丁寧だったポイントについて詳しく書いている口コミの方がユーザーの印象は良いです。
「良いクリニックだから口コミを書きたい」と思ってもらえるような診察を心がけましょう!
WEB上で掲載している情報量
また、WEB上で掲載しているクリニックの情報量は充分でしょうか?
【必要な情報の例】
- 基本情報(住所や電話番号など)
- 駐車場の有無
- 口コミ
- 写真(院内外)
- クリニックの強み
- 先生の紹介
など、このようなポジティブな情報がWEB上に掲載されていないと集客には繋がりません。
例えば、あるクリニックを知って興味を持ったユーザーが指名検索(クリニック名で検索)した時に、ユーザーがクリニック選びをするポイントとなる情報が見つからないとどうなるのでしょうか。
「良い情報ないから良くなさそう、他のクリニックを探そう」と思われてしまい、離脱に繋がってしまいます。
そうならないためにもWEB上になるべく多くポジティブな情報を掲載しておきましょう!
リピートしてもらうには
ここまで、新規患者の獲得について手法やポイントについて解説してきましたが、一度来院していただいた患者にリピートしてもらうためにはどうしたら良いのでしょうか。
丁寧な診察で再来院に繋げる
なんと言っても「丁寧な診察」です。飲食店でも美容院でもクリニックでもそうですが、初めて来院いただいたお客様(患者)の満足度が高ければ高いほどリピートに繋がります。
【例】
- 患者の話をよく聞く
- 診察結果を丁寧にわかりやすく伝える
- 治療方針について患者が理解できるように伝える
これらの点に気をつけて、「また来たい」と思ってもらえるようにしましょう。
予約システムで待たずに診察
また、患者にとって便利なシステムがあるとリピートに繋がります。クリニックや病院は混みやすく、待ち時間が多いのが患者にとっては難点です。
近年増えてきましたが、予約システムを使って待たずに診察できるのは患者にとってかなり便利ですよね。こういった便利なシステムを使うことによって、待ち時間なく診察してもらえるならまた行きたいと思いますよね。
Googleマイビジネスの情報充実
次にGoogleマイビジネスにおける情報の充実です。Googleマイビジネスとは、Google検索やGoogleマップで検索するユーザーに自社の店舗情報を表示することができて、認知度向上などの集客効果が期待できるツールです。
Google マイビジネスは、さまざまな Google サービス(Google 検索や Google マップなど)上にローカル ビジネス情報を表示し、管理することができる無料ツールです。
引用:Googleマイビジネスヘルプ
Googleの自然検索やGoogleマップでクリニック名を検索したときにマップ枠に出てくる店舗情報がGoogleマイビジネスの情報となります。
リピートユーザーが検索した時にマイビジネスで見るところは主に下記の点です。
- 場所
- ウェブサイト
- 営業時間
- 電話番号
これらの部分はきちんと抜けなく情報を掲載しましょう。特に患者が再来院を検討する際にはウェブサイトへのリンク、営業時間、電話などをよく利用するので、その情報が間違っているなんてことがないようにしましょう。
特にお盆休みや年末年始は営業時間が変則的になりがちなのできちんと正しい情報にしておきましょう。
まず始めるならMEO対策がおすすめ!
ここまで新規、リピートそれぞれの患者の集客方法やポイントについてご紹介してきましたが、どちらにも効果のある施策をしたいならMEO対策がおすすめです。
その理由についてご紹介していきます。
新規顧客獲得に最適!
なんといっても一番の魅力は、新規顧客の獲得に向いている点です。MEOで上位化できれば、Googleの自然検索では検索結果より上位に表示されます。
日本での検索エンジンシェアはGoogleが7割強と言われています。
引用:Desktop Search Engine Market Share Japan | StatCounter Global Stats
それだけ多くのユーザーが使うGoogleで「エリア名×業種」のキーワードで検索結果より上位表示されれば、クリニックを探している新規顧客ユーザー層に大きくPRすることができます!
「投稿」を使って、クリニックの特徴や強みについてわかりやすく情報発信をすればさらに来院に繋がります。
既存顧客のリピートにも使える
一度来院した患者が「あそこのクリニック良かったな。また予約入れたいな」「車で行きたいけど提携駐車場あるのかな?」と思った時に、マイビジネスの情報がきちんと入力されてないと、「調べても出てこないからやめよう」と離脱に繋がってしまいます。
既存顧客がリピートするときにもマイビジネス情報は使われるのです。そのため、患者が興味関心のある情報は必ずマイビジネスにわかりやすく載せておきましょう。
インサイト機能で簡単に分析ができる
また、マイビジネスには「インサイト」という機能があります。この機能では様々なデータを見ることができますが、主としては下記分析が参考になります。
これらのデータを用いて、どのくらいのユーザーに見られているのか、マイビジネスから公式サイトに流入しているのかなど検証することができます。
また投稿の閲覧数を確認することで、どのような内容だとユーザーの興味関心が強いのかを把握することができ、公式サイトのコラムネタの参考として使うこともできます。
対策費用が安い
MEO対策は近年メジャーな施策となり、対策しているクリニックがかなり増えています。
一昔前は、対策しているクリニックが少なかったので、力を入れて運用すれば簡単に上位化していましたが、現在ではほとんどのクリニックが力を入れているので難易度が高くなっています。
そんな中で業者に対策を依頼した場合の集客費用を考えると、SEOなどと比べると安価に対策可能なところがメリットと言えます。
開業したものの集客で困っているクリニックは、MEO対策を行うことにより患者が増えたり、既存患者がリピートして通院してくれること繋がりやすいです。
クリニックで集客するならまずはMEOに力を入れよう!
クリニックの集客施策はWEB問わず様々ありますが、MEO対策は安価にコストを抑えながら最大限に効果が発揮出来、新規患者・リピート患者どちらにもアプローチが可能といったメリットがたくさんあります。
「開業したものの集客がうまくいっていない」「これから開業したいけど何から始めて良いかわからない」などのお悩みを持っているクリニック様は一度MEO対策を検討すると良いでしょう。
クリニックの集客でお困りの場合は、無料で調査・アドバイスやご提案をいたしますので、是非ご相談ください。