「カフェを経営しているけど、どうしたらお客さんを増やせるのだろう?」「単価が安いから集客になかなか経費をかけられない」「とりあえず流行りのSNSをやっておけば良いの?」など、カフェ集客をする上でのお悩みはいろいろありますよね。
カフェ集客の方法はたくさんありますが、各対策にはそれぞれ特徴があります。ターゲットの向き不向きや効果がそれぞれ異なるので、目的に合わせて使い分けなければいけません。
各目的別に向いている対策や失敗例などについてわかりやすくご紹介しますので、この記事を読めばカフェを経営しているみなさんがやるべき方法がわかるはずです。
カフェ集客の知識をつけてたくさんの来店に繋げましょう!
カフェ集客をするなら最初にやるべきこと
カフェ集客をする際に、どの対策をするかいきなり検討に入ってはいけません。最初にするべきことをご紹介します。
店舗の強みをまとめる
一つ目が店舗の強みをまとめることです。そもそもたくさんのカフェがある中で、ユーザーがカフェを選ぶ時にはどのようなところを見るのでしょうか。
- お店のコンセプト(雰囲気など)
- 他のカフェにない特徴
- こだわっていること
これらのお店の特徴を見て、お客様はカフェを選びます。例えば下記のようなコンセプトのお店があったら、物珍しさ+その特徴を好むお客様がたくさん集まると思いませんか?
- ハンモックがあるカフェ
- 足湯できるカフェ
- 落語が聞けるカフェ
- 子供も一緒に楽しめるカフェ
- マッチョな人が接客してくれるカフェ
- ダイエットメニューが充実しているカフェ
これらの強みがあるとターゲットとなるお客様層から興味を持たれやすいことに加えて、様々なところでPRしやすいので、今一度自分が経営している店舗の強みは何なのか、どのようなこだわりを持っているのかをまとめてみると良いでしょう。
狙うターゲットを決める
二つ目は狙うターゲット層を決めるということです。来てほしいお客様の性別や年齢、職業、居住エリア、カフェ利用背景などについて決めましょう。
そのターゲット層によってどのような集客方法が向いているのか異なるため、来店してほしいお客様層は細かく設定しましょう。
ターゲットとなる属性を広くしすぎてしまうと、アピールできるポイントが当たり障りない内容になってしまいます。また、全体的に印象が薄くなってしまい、PRする際の文言や写真も無難な内容となるため、お客層の心に響かないことがあります。
カフェ集客をする際には狙うターゲット層を細かく決めましょう!
現状のリピート率を確認する
三つ目に現状の既存顧客のリピート率を確認することが重要です。一般的に新規顧客獲得には、既存顧客獲得の5倍コストがかかると言われています。
集客に力を入れ始める際に経営者の方がよく気にする数字として新規顧客の獲得数がありますが、実際には既存顧客のリピート率を上げた方が少ない経費で高い売上を確保し続けることができるのです。
そのため現状来店してくれているお客様がどのくらいリピートしているのかを一度確認する必要があります。
既に高いリピート率があるのであれば、新規顧客獲得に力を入れるべきですし、既存顧客のリピート率が低いのであれば「なぜ再来店してもらえないのか」「どうすればリピートしてもらえるのか」を検証して、既存顧客のフォローに力を入れるべきです。
カフェの一週間の外食回数に占めるリピート率は84.1%という調査結果も出ているので、一つの指標として自分の店舗のリピート率は何%なのか検証してみると良いでしょう。
集客できていない理由を探す
集客対策を始める前に行うことの最後として、集客できていない理由を探すことが重要です。
みなさんがカフェ集客に力を入れようと思ってこの記事にたどり着いたということは、現状の集客結果に満足できていないからではないでしょうか。
カフェの集客で何がオススメかを探すよりも、まず現状集客できていない理由を探してみましょう。
- 一度来ていただいた既存顧客のリピートが少ない
- お店の強みや特徴がなく、来店顧客の属性がバラバラ
- 同エリアに競合となるカフェが多い
など様々な理由があると思うので一度すべて書き出して見ましょう。
それによってリピート率UPに力を入れるべきなのか、お店の強みや特徴を作るべきなのか、競合との差別化となる施策が必要なのかなど、対策すべき方法がわかります。
新規顧客獲得方法
ここまでカフェ集客の検討時にまず行うべきことをお話しました。では既にリピート率が高く、新規顧客獲得に力を入れていくべき場合にはどのような対策が必要なのでしょうか?
5つに厳選してご紹介します!
MEO対策は今や必須
みなさんはMEO対策という集客方法をご存じでしょうか?これはMap Engine Optimization(マップエンジン最適化)と呼ばれるもので、例えば「五反田 カフェ」で検索した時に対象のGoogleマイビジネス(店舗情報を掲載できるGoogleのツール)を上位化させる施策のことを指します。
カフェの集客では今や必須となっているこのMEO対策は、新規顧客を獲得するのに絶対に取り組むべき集客方法と言えるでしょう。
- ニーズが顕在化しているユーザーにアプローチが可能
- 自店舗の認知度UP(ブランディング)に繋がる
- ユーザーがアクションしやすい設計
「エリア名×カフェ」などと検索するユーザーは、特定エリアでカフェや喫茶店を探している=近々行きたいユーザーなので、直近の予約に繋がる可能性が高いところが大きなメリットですね。
SNSで話題作り
InstagramやTwitterなど、今や日々の生活で私たちが触れないことはないSNSですが、当然SNSもカフェ集客に欠かせないツールです。
「限定配信クーポン」「最新メニューの写真共有」「店舗のイベントなどのニュース」をSNS上で発信することによって話題になれば、来店に繋げることができます。
これらのメリットデメリットをうまく理解しながら運用してみましょう!
SEOで多くの人に見てもらう
例えば「エリア名×カフェ」などのキーワードで検索した際に、自分のお店のホームページが上位化していれば、たくさんのユーザーに見てもらうことができます。
ホームページに様々な情報を掲載していれば、その特定エリアのカフェを探しているユーザーに対して店舗の強みをアピールすることができます。
コストがかかる点はデメリットですが、キーワードの検索数が多ければたくさんの人に見てもらうことができます。
まだまだ人気のポータルサイト
これはカフェに限った話ではなく飲食店全般に言えることですが、「食べログ」や「ぐるなび」などのポータルサイトはまだまだ人気です。使用ユーザーが減ったとも言われていますが、予約機能やポイントなどの使いやすさからまだまだ使う人は多くいます。
こういったポータルサイトに情報を掲載しておくことで来店に繋げることができるので、新規顧客獲得を視野に入れている場合にはポータルサイトにも力を入れると良いでしょう。
看板やチラシで近所の顧客層を狙う
ここまでWEB上の集客施策についてご紹介しましたが、オフラインの看板やチラシも近所の顧客層を狙うには有効です。カフェの場合、近所を散歩している時に看板を見かけて「今度行ってみよう」「そういえばお腹がすいたな」と来店に繋がることも多くあります。
特にエリア特化のカフェ集客の場合には看板やチラシは効果的なので試してみると良いでしょう。
既存顧客獲得方法
一度来店してくれたお客様がリピートしてくれない場合には既存顧客獲得に力を入れるべきです。既存顧客獲得に有効な集客方法についてご紹介していきます。
MEO対策は既存顧客のリピートにも効果的
新規顧客獲得に有効とご紹介したMEO対策は、実は既存顧客獲得にも効果的です。一度来店した顧客が次に検索するときは何を求めているのでしょうか。
- 営業時間や定休日の確認
- 場所の再確認(駅から何分かなど)
- 予約
- 電話番号
- メニューの確認
現在のMEO対策は、対策の一環として情報の充実性が求められています。こういった既存顧客が知りたい情報がしっかりと網羅されていることによってMEOにも効果的ですし、その情報を見たユーザーの来店にも繋がります。
逆を言えば知りたい情報が掲載されていないと調べたユーザーが離脱してしまう可能性があるので、情報はしっかりと掲載するようにしましょう。
SNSで最新情報の発信を
また、既存顧客をリピートに繋げるためにはSNSで最新情報を発信することも大切です。一度来店してお店のアカウントをフォローしてもらえば、新メニューの販売やキャンペーン、イベント情報などの投稿を見てもらうことができます。
SNSは拡散力が高いため新規顧客獲得にも有効ですし、来店してもらった際にフォローしてもらう仕組みを作っておけば、リピート率向上にも役立てることができる集客ツールです。
お店側から積極的にお得な情報や、お客様の関心の高い情報を発信するように心がけましょう!
ポイントカードや特典
ポイントカードや特典というのは昔からあるリピート率向上の手段ですが、これだけWEBが主流となった今でも変わらず有効です。
やはり来店によりポイントが溜まることへのお得感や、常連さんに特別感を感じてもらえる特典などは、既存のお客様の心を掴み、再来店に繋がりますので、試してみましょう!
よくある失敗例
カフェの集客方法についてざっとご説明してきましたが、ここでよくある失敗例をご紹介しますので、こんな失敗をしないように注意しましょう。
店舗の強みや個性がない
本記事の冒頭でも店舗の強みは重要であるとご説明しましたが、強みや個性がない店舗は良くも悪くも目立たず、ユーザーに魅力を感じてもらいにくいです。
集客方法を検討する前に、まずは店舗独自の強みは何か、他の競合店舗と比べてどんなところが個性なのかを改めて書き出してみましょう。
強みがなく、個性が弱い場合には、まずは強みや個性を作るところから始めていきましょう!
ターゲットを狙って集客できていない
みなさんはカフェを経営するにあたって、どんなお客様をターゲットにするかきちんと絞っていますか?
ターゲットを絞る重要性については前述の通りですが、ターゲットが絞れていないと向いている集客方法が異なります。広く浅くアピールしても魅力は伝わりにくいですが、ターゲットを絞って狭く深くアピールすれば「他のカフェにはこんな特徴ないし、一度行ってみようかな」という気持ちになりやすいのです。
「広く浅くアピールした方がたくさんの人に見てもらえるからよりお客さんの数は増えるんじゃないの?」という疑問があるかもしれませんが、たくさんの人に見られてもその人が店舗に魅力を感じなければ結局来店には繋がりません。
アピールする相手の数が減っても、より店舗の強みに魅力を感じやすいお客様であれば来店に繋がる可能性はグンと上がります!ターゲットを絞って集客するようにしましょう!
立地が悪い
- 駅から遠い
- 地下にある
- 人通りの少ない路地裏にある
こういった立地が悪いケースもよくある失敗例として挙げられます。
立地が悪いから必ずしも集客できないということではありません。立地が悪くても店舗の強みや魅力が競合カフェと比較して大きく突出している、MEOやSNSに力を入れて情報が拡散されやすいなどの場合には必ずしもその限りではありません。
ただ、立地が良ければ本来店舗の存在そのものが看板代わりになるはずが、立地が悪い場合にはまったくその役割をなさないということなので、これから開店する場合には立地の悪い場所は避けるに越したことはありません。
まず始めるならMEOとSNSがオススメ
新規顧客獲得と既存顧客安定獲得の両方を行いたい場合や、今まで何も集客対策を行っておらず何から始めていいかわからない場合には、まずMEOとSNSから始めてみることがオススメです。
MEOがオススメな理由
MEOは既にご説明の通り新規顧客と既存顧客獲得のどちらにも有効です。
- 「エリア名×カフェ」などで検索するお店を知らないユーザーに情報露出が可能
- 店名で検索した時に知りたい情報が提供できると直近の来店に繋がる
- キャンペーンやイベントなどの最新お得情報を伝えることができる
カフェの集客方法は様々ありますが、MEO対策はカフェ集客のベースとして必要不可欠な方法となっています。まずMEO対策を行いながら、他に必要な集客施策も+αで行っていくのがベストです。
SNSがオススメな理由
また、SNSも新規顧客と既存顧客獲得のどちらにも有効なのでオススメです。
- ハッシュタグの活用によりハッシュタグ検索するユーザーに情報露出が可能
- 拡散されやすいのでお店の認知拡大に繋がる
- 来店したユーザーにフォローしてもらえれば、定期的に情報発信が可能
- 顧客とコミュニケーションが取れるため再来店に繋がりやすい
SNSアカウントは無料で作成可能なので、まずは一度運用してみることをオススメします!
カフェ集客のまとめ
いかがでしたか?集客に取り組む準備に必要不可欠なものや、目的別にカフェ集客の方法についてご紹介しました。カフェ集客にお悩みのみなさんは、どの対策方法を行うのか迷ってこの記事にたどり着いたかと思いますが、どれから行うべきか迷ったらまずはMEOとSNSから始めてみましょう!
弊社ではMEO対策のプロフェッショナルとして、キーワード選定や競合調査を行いご提案しております。MEOをご検討の際にはお気軽にご連絡ください。