「サイテーションとはどういう意味なのか?」「サイテーションはMEO対策やSEO対策などでどれくらい重要なのだろう?」そんなことを知りたい方は多いのではないでしょうか?
サイテーションを獲得することは、MEO対策、SEO対策を考えるうえでとても重要です。
この記事ではサイテーションの意味から、サイテーションがMEO対策、SEO対策においてどう影響するのか、また、サイテーションの獲得方法5選をご紹介します。
この記事を読むことでサイテーションの意味と、その集客効果まで理解できますので、ぜひ最後までご覧ください。
サイテーションとは?
サイテーション(Citation)とは直訳すると「引用・言及」のことです。
MEO対策やSEO対策などにおいては、他のWebサイトやSNSで自分たちのビジネス情報がどれだけ引用・言及されているかを指します。
サイテーションの種類
検索エンジンがサイテーションとして認識しているのは以下の3つ(名前、住所・電話番号、テキストURL)です。
<名前>(サイト名、会社名、屋号、個人名など)
例:株式会社エルプランニング
<住所・電話番号>
例:東京都品川区東五反田1丁目2−33 白雉子ビルディング 8F
例:03-5791-2877
<テキストURL>
例:https://www.elplanning.co.jp/
名前は当然、略した場合はNGで(弊社、株式会社エルプランニングの場合だと「エルプラ」など)、正式名称(弊社の場合「株式会社エルプランニング」)で言及されている必要があります。
サイテーションと被リンクの違い
被リンクはサイトへのリンクが貼られている状態で、サイテーションは名前だけ言及されていてリンクは貼られていない状態のことです。
MEO対策(ローカルSEO)とは
MEO対策とはMap Engine Optimization(マップエンジン最適化)の略称で、「地域名+業種・業態名」などで検索した時にGoogle Map上で自社・自店舗のGoogleマイビジネス情報を上位化し店舗集客につなげる対策のことです。
MEO対策と同じように使われる言葉として「ローカルSEO」がありますが、MEOとローカルSEOは同じ意味です。
MEO対策という言葉は、実は日本だけで使われており、海外ではローカルSEOと呼ばれています。
MEO対策においてサイテーションは重要
MEO対策において、自店舗のGoogleマイビジネス情報の外部からの評価を高めることは重要です。
外部からの評価とは、Googleマイビジネス以外で発信されている店舗に関する情報のことです。(食べログやホットペッパーなどのポータルサイト、Twitter、Instagaram、FacebookなどのSNSサイト、ブログサイトなど全てのWebサイト)
GoogleはMEO対策(ローカルSEO)において、Web上で店舗に関することが多く言及されている(サイテーションを得ている)店舗を評価する傾向にあることを公式に発表しています。
知名度
知名度とは、ビジネスがどれだけ広く知られているかを指します。ビジネスによっては、オフラインでの知名度の方が高いことがありますが、ローカル検索結果のランキングにはこうした情報が加味されます。たとえば、有名な博物館、ランドマークとなるホテル、有名なブランド名を持つお店などは、ローカル検索結果で上位に表示されやすくなります。
ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も知名度に影響します。Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果のランキングに影響します。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ランキングが高くなります。ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、検索エンジン最適化(SEO)の手法も適用できます。
「ウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も知名度に影響します。」と記載されていますので、多くのサイテーションを獲得することがMEOでの掲載順位(ローカル検索結果)を上げるためには重要になります。
MEO対策でサイテーション以外に重要なこと
MEO対策においてはサイテーション以外でも以下のことが重要です。
- 内部情報を充実させること
- 口コミを増やして、口コミの内容に適切に対応すること
MEO対策で上位表示されるために重要なことは以下の記事で詳しくご紹介しておりますので、気になる方はぜひご覧ください。
SEO対策でのサイテーションの効果は?
サイテーションがSEO対策に影響するかどうかはGoogleは公式に見解を発表していないので、サイテーションがSEO対策に効果があるかどうかは、はっきりとはわかりません。
しかし、Googleが公表していないだけで、サイテーションはSEOに間接的に影響する可能性があると考えられています。
例えば、サイテーションがポジティブなことであれば、結果的に検索ユーザーが自社や店舗名、サービス名などを指名検索で検索する可能性が高まります。
指名検索が増えれば、公式サイトなどのページを閲覧するユーザーが増えるので結果的にSEOでも好影響を与える可能性があるでしょう。
サイテーションの獲得方法5つ
以下では、サイテーションを獲得するために、これだけは知っておきたい今日から使える5つを厳選してご紹介します。
サイトやサービス名をシンプルでキャッチーにする
サイテーションを増やすためには、Web上やSNSで多く言及される必要があるため、なるべくユーザーが覚えやすいようなサイト名・サービス名にした方が良いです。
もし、サイトやサービス名が長くてユーザーが覚えづらい可能性がある場合には、できるだけ覚えやすくて拡散されやすいような名前にしましょう。
様々なWebメディアに掲載する
他の様々なWebメディアに掲載することは、サイテーション獲得の対策の一つです。
例えば、飲食店を例にすると、グルメ系のWebサイトに掲載されれば、メニューなどの料理情報以外に、店舗の情報が掲載されます。
もし、Webサイト内で店舗名・住所・電話番号が掲載されれば、サイテーションを獲得したと言えます。
そのため、サイテーションを自分たちで獲得するためには、ポータルサイトなどに自ら掲載依頼をする活動を行うのも良いでしょう。
ブログやSNSで情報発信をする
自社・自店舗のことをブログやSNSで発信すると、それらの情報をユーザーによって拡散される可能性があります。
サイテーション獲得を目的にするのであれば、ただ単に情報発信するのではなく、拡散されやすいような内容を考えて情報発信すると良いでしょう。
ユーザーにSNSでの拡散を促す
店舗に来店したお客様にSNSで情報発信を促すような工夫をすることもサイテーション獲得において有効的です。
特にSNSでは、アカウントを単にフォローしてもらうだけでなく、お客様にとってメリットなるような特典をつけて拡散までしてもらいましょう。
来店者に満足度の高いサービスを提供する
来店者にとって満足度の高いサービスを提供すると、「素敵なお店を多くの人に知ってもらいたい」と思ったお客様が、自発的に店舗情報を口コミやWeb上で広めてくれる可能性があります。
口コミがWeb上に載れば、店舗名などが自然とWeb上で言及されるようになるので、サイテーションを獲得することができます。
サイテーションを増やすことは、Webの施策だけでなく、「お客様に満足してもらう」という当たり前のことが重要になるのです。
- サイトやサービス名をシンプルでキャッチーにする
- 様々なWebメディアに掲載する
- ブログやSNSで情報発信をする
- ユーザーにSNSでの拡散を促す
- 来店者に満足度の高いサービスを提供する
サイテーションの注意点
サイテーションを獲得するうえで、気を付けることが2点だけあるので以下でご紹介します。
NAPを統一する
NAPとは、「Name(名前)」「Address(住所)」「Phone(電話番号)」の頭文字をとった言葉で、店舗や企業の基本情報になります。
NAPは、全て正式な表記に統一して記載しましょう。大文字や小文字、半角や全角、ハイフンの有る無し、などの表記まで正しいものと一致させるのがおすすめです。
NAPの表記が異なっている例が以下になります。
<会社名が異なっている例>
株式会社エルプランニング(正式名)
株式会社elplanning (アルファベットになっている)
<電話番号の表記が異なっている例>
03-5791-2877(ハイフンがある)
0357912877(ハイフンがない)
NAPは統一させておかないとGoogleからの評価が分散してしまいます。サイテーションの効果を十分なものにするために、NAPは統一して登録しましょう。
他のサイトに載っている情報の確認をする
他のサイトに自社や自店舗の情報を記載される際は、上記でご紹介したNAPが正しく記載されているかを確認しましょう。
もし、NAPが間違っていればサイテーションの効果は半減してしまうので、情報が間違っている場合はサイトを運営している管理者に連絡して変更してもらうことをおすすめします。
サイテーション獲得とMEO対策のまとめ
サイテーションはMEO対策において重要であるとGoogleが明確に公表しています。
サイテーション獲得のために今日から店舗側でできることは実は多いので、MEO対策を考えている方は今日からサイテーション獲得のための工夫をすることをおすすめします。
弊社、株式会社エルプランニングでは、Web集客支援やMEO対策などのコンサルティングを行っております。
無料で貴店の状況診断も行っておりますので、集客でお困りの際はぜひお気軽にご連絡ください。