マッサージ店は年々競争が激化しており、いかに顧客獲得に繋げるかが重要になってきています。この記事にたどり着いたみなさんは、「マッサージの集客方法がたくさんありすぎてどれをやったら良いのかわからない」「なるべくコストをかけずに来店に繋げたい」というお悩みを持っているのではないでしょうか?
コロナ禍におけるテレワークや自粛徹底でギスギスした状態が続いて、心も身体もストレスを感じる人が多い昨今、「マッサージで癒されたい」という声は多く、ニーズが高まっています。
この記事ではそんなマッサージ店のみなさんのお悩みに応えるべく、主な集客方法からオススメの集客方法まで詳しく解説します!
コロナ禍でのマッサージ業界の現状
そもそも、このコロナ禍でのマッサージ業界はどのような状況なのでしょうか。新型コロナの影響で、施術機会が減少したと感じるセラピストは約56.6%という統計もあります。
引用:株式会社ケアリンク|「セラピストの働き方」に関する意識調査
新型コロナの影響で閉店したマッサージ店も多くありますが、最近ではワクチン接種が進み、withコロナが定着して外出を再開する動きが活発化しています。特に自粛疲れやリモートワークでの身体への負担、運動不足などからマッサージに行く人が増えています。
このタイミングでうまく集客できれば、来店に繋がること間違いなしです。店舗の来店数を増やしたいと悩んでいる方は必見です!
集客施策に取り組む前にやるべきこと
集客施策に力を入れる前に実はやるべきことがあります。これらをしっかりと行っていないと対策をしても来店に繋げにくいのできちんと力を入れましょう!
店舗の強みで差別化
まずは店舗の強みをしっかりと持つことで競合店舗との差別化を図りましょう!
近年チェーンの激安マッサージ店が増え、競合がどんどん増えています。マッサージ店を探すお客さんも店舗が多く迷ってしまう状況が続いています。そんな中で選ばれる店舗になるにはどうしたら良いでしょうか。
- 肩こりに特化した専門店
- 業界最安値の低価格店
- サブスク型(定額制)の店舗
- 施術中アロマ付酸素を吸入できる店舗
このように、競合店舗にはない特徴を作ることが大切です。
- 競合店舗と価格競争にならない
- PRしやすいため集客施策が打ちやすい
- ユーザーが見た時に興味を持ちやすい
店舗独自の強みを持つことでこのようなメリットがあります。
他のマッサージ店と同じサービス、同じ価格帯で打ち出しても勝つことはできません。自分の店舗独自の強みを作ることから始めましょう!
ターゲットの明確化
次にターゲットの明確化です。強みを作るということにも関係するのですが、ターゲットがブレているとこのようなデメリットがあります。
- ターゲットに合わせた強みが作れない
- 集客方法を誤ってしまう
- PRしてもターゲットの共感を得られない
自分の店舗に来てくれているお客さんはどのような人が多いのか、どのような人に今後多く来てほしいのかをしっかりと考えましょう!
次回予約割引制度でリピート率UP
皆さんの店舗には次回予約割引制度はありますか?これは必ず取り入れなければいけないというわけではありませんが、リピート率が低ければ取り入れるべき制度です。
既存顧客獲得と新規顧客獲得のコストは、よく「1:5の法則」と言われます。新規顧客を獲得するには、既存顧客をリピートに繋げるコストの5倍費用がかかるのです。
引用:既存顧客の維持とロイヤルティ強化を実現する最強アプリとは?
既存顧客でも新規顧客でも、5000円のメニューであれば同じ売上ですよね。それなら既存顧客にリピートして来店してもらえる仕組み作りをする方が、コストが少ない分粗利が確保できるというわけです。
集客施策を始める前に、まずはリピートしてもらいやすい仕組み作り=次回予約割引制度を取り入れましょう!
アナログの集客方法3選!
最近ではインターネットを使った集客施策もありますが、マッサージ店のように店舗型のビジネススタイルの場合アナログの集客方法もまだまだ効果が高いです!
簡単に3つに厳選してご紹介します!
チラシの配布
まず、チラシの配布です。新聞の折り込みや街中での配布によって、新しく「近所のこんなところにこんなお店あったんだ」と気づいてもらうことができます。お店がそこにあることを知られていなければ当然来店には繋がりません。
チラシと一緒にクーポンを付けると、より来店してもらいやすくなるので試してみましょう。
看板で通りすがりの人にPR
街中の看板も有効な集客方法です。お散歩している途中で見かける看板で新しくできたお店を知る機会って意外と多いですよね。
魅力的な価格やお店の特徴が書いてあれば思わず立ち寄りたくなってしまいますね。
- 設置するだけで良い
- 近くの住人にアプローチし続けることが可能
- 気づいてもらいやすい
- 経年劣化した場合作り直さないといけない
- どのくらいの人が見ているかわからない
デメリットもありますが、メリットも多くあるので一度試してみてはいかがでしょうか?
紹介制度の作成
昔ながらの方法ですが、紹介制度を作るのはかなり有効です!
体が辛い状況で新しくマッサージ店を探す際、お客さんが感じる一番の不安は「満足いく施術が受けられるか?」という点です。
そんな時友人や家族からマッサージ店をおすすめされたら信頼できますよね。そのお店について質問をして、自分に合う店舗であれば行ってみようと思うはずです。
ただし、何も制度がない状態ではお客さんも自発的に紹介することは少ないでしょう。そこで紹介制度を作り、紹介してくれたら紹介者にも新規のお客さんにも割引やサービスを用意しておけば自然とお客さんは増えるはずです。
WEBの集客方法3選!
次にWEBでの集客方法について3つに厳選してご紹介します!
Googleマイビジネスの運用(MEO対策)
まずはGoogleマイビジネスの運用です。
Google マイビジネスは、さまざまな Google サービス(Google 検索や Google マップなど)上にローカル ビジネス情報を表示し、管理することができる無料ツールです。
引用:Googleマイビジネス|概要
つまり、Googleマイビジネスは店舗情報を掲載できるGoogleのツールです。
Googleマイビジネスは店舗の強みをアピールすることができますし、基本情報を正確に登録しておくことで来店に繋がりやすい仕組みを作ることができます。
またMEO対策という集客方法は、Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)と呼ばれるもので、例えば「五反田 カフェ」で検索した時に対象のGoogleマイビジネスを上位化させる施策のことを指します。
マッサージなどの店舗型集客では必要不可欠となっているこのMEO対策は、新規顧客を獲得するのに絶対に取り組むべき集客方法と言えるでしょう。
SNSの運用で顧客と繋がりを作る
次にSNSの運用についてご紹介します。最近何かとSNSマーケティングが話題ですが、SNSも無料で使えるツールです。
店舗のアカウントを作って情報発信することでキャンペーンや特別企画を宣伝することができますし、SNSのDM(ダイレクトメッセージ)機能を使って、ユーザーが興味を持った時にすぐ予約してもらえる仕組みをつくることができます。
TwitterやInstagramなど、今や日常的に使っているSNSで常にお客さんと繋がっておくことで、店舗側から発信する情報をお客さんに伝えやすくすることが大切です。
ポータルサイトの活用
また、EPARKなどのポータルサイトを活用することも有効です。
ポータルサイトは検索結果にサイトが上位化しやすいことに加え、ポータルサイト内でマッサージ店を探す人が多いため、来店に繋がりやすい媒体となります。
ポータルサイトへの掲載も選択肢の一つとして検討してみましょう!
マッサージに行きたいお客さんが選ぶ基準
さて、マッサージに行きたいと思うお客さんがたくさんのお店の中からお店選びをする基準はどこなのでしょうか?
ここがわかっていないと、選んでもらえる店舗の強みあるのか判断できないので確認していきましょう。
通いやすい立地
一つ目が通いやすい立地です。
これらの場所にあるマッサージ店は繁盛していることが多いです。
家や駅から歩いてすぐの場所にあれば行きたくなった時にすぐ行けますし、オフィスが多く入っているビルの近くに店舗があれば仕事で疲れた人が仕事帰りに立ち寄りやすいです。
立地はマッサージ店の集客に重要なポイントとなります。
安心してお願いできるセラピスト
次に信頼できるセラピストがいるかどうかも重要です。
マッサージは自分の体を預けるので信頼できる人でないと嫌ですよね。
- どんな施術が得意なのか
- 清潔感はあるのか
- 趣味(施術中にどんな話をするのか)
これらの情報がない中でいきなり新規のお客さんが施術をお願いするのはなかなかハードルが高いです。
だからこそ紹介や、店舗側からの情報発信の中にセラピストの情報も入れておくとより良いです。
無理せず通える価格帯
最後に無理せず通える価格帯です。例えば一般のサラリーマンが1時間20,000円のマッサージに通うでしょうか?
当然ターゲットが富裕層であれば問題ないですが、一般社会人がターゲットの場合無理せず通える価格帯でないとリピートして来店してもらえません。
価格設定は慎重に行いましょう。
まず着手すべきはGoogleマイビジネスの運用(MEO対策)
一通り集客方法についてご紹介しましたが、何から手をつけて良いかわからないという方も多いと思います。そんな時にはまずGoogleマイビジネスの運用から始めると良いでしょう。
Googleマイビジネスの運用としては、基本情報(住所・電話番号・営業時間など)を正確に掲載すること、ユーザーが知りたい情報を「商品」機能を使って登録することが重要です。
また、例えば「五反田 マッサージ店」などのキーワードで検索した際に自分の店舗のマイビジネスを上位化させるMEO対策については、五反田でマッサージ店を探しているユーザーに直接アプローチできるのでかなり重要です。
特に最近ではGoogleマップを使用してお店探しをする人も増えているので必須の対策と言えるでしょう。
Googleマイビジネス運用のメリット
そんなマイビジネスですが、どのようなところがメリットとしてあるのでしょうか?
- マッサージにすぐ行きたいお客さんにアプローチが可能
- 店舗の認知度UP(ブランディング)に繋がる
- 既存顧客のリピートにも使える
- ユーザーがアクションしやすい設計
- インサイト機能で簡単に分析ができる
Googleの自然検索で上位表示されるマップ枠に店舗情報が表示されるため、認知度が上がることに加え、直近でマッサージにすぐ行きたいお客さん層の獲得が可能です。
また、ユーザーが電話やルート案内など何かしらのアクションを起こしやすい作りになっているので来店に繋がりやすいツールです。
MEO対策は年々力を入れる店舗が増えているため今では必須の対策ですが、SEOやリスティング広告などの他のWEB集客方法と比べるとかなり安価に対策が可能です。対策費用が安いこともメリットの一つと言えます。
Googleマイビジネス運用のデメリット
ではデメリットはないのでしょうか?そんなことはありません。
- 意図的にネガティブな口コミを投稿されるリスクがある
- 店舗情報の修正は誰でもできるのでこまめに確認をする必要がある
これらの面はデメリットですが、きちんと管理ができればそこまで恐れる必要がありません。ネガティブな口コミを書かれてしまった場合の対処法もこちらで紹介しているので是非参考にしてみてください。
MEO対策の重要性
「MEO対策ってなんでそんなに大事なの?」と言われることも多いですが、MEO対策が重要な理由は主に下記となります。
- 店舗検索はほぼスマホのためマイビジネスが見られやすい
- Googleの自然検索で検索結果のサイトより上位表示される
- GoogleMAPアプリでも上位表示される
現代ではスマートフォンの使用が当たり前になっており、さらにGoogleを使うユーザーがほとんどという環境のため、マッサージに行きたい人がお店探しをする際には当然スマートフォンでGoogle検索することが多いです。
MEO対策を行っていればその際にきちんとマイビジネス情報が目立つ箇所に大きく表示をされます。
さらにマイビジネスはユーザーが電話やウェブサイト、ルート案内などのアクションをしやすい作りになっているため来店に繋がりやすいのです。それならMEO対策を行わない手はありませんね。
迷ったらMEO対策をしましょう!
いかがでしたか?オンライン・オフライン問わず、マッサージ店の集客方法について厳選してご紹介してきましたが、どれを行って良いか判断ができない場合にはMEO対策をオススメします!
MEO対策を行っているマッサージ店は増えてきているので、競合店舗に負けないように対策を行っていきましょう!