工務店の集客といえば、昔は新聞の折込チラシや訪問営業などが主流でしたが、何でもインターネットを使って調べる今の時代、工務店集客はインターネットにも対応しておかなければいけません。
「でもどんな対策をすればいいかわからない」「インターネットなんてあんまり詳しくわからない」という声もよく聞きます。
でも大丈夫です。工務店集客を考えた時に何を行えば良いのか、初心者にもわかりやすいように詳しく解説します。
工務店の集客を検討する前にするべきこと
まず、集客はやみくもにやれば良いというものではありません。取り組む前にするべきことがあるので3つに厳選してご紹介します!
ターゲットを決める
1つ目はターゲットを決めることです。お客様となりえる層はどんな属性の人なのか、じっくり考えてみましょう。
- 年齢
- 性別
- 居住地
- 職場
- 生活スタイル
- 家族構成
これらについて、細かく定めましょう!このターゲットがしっかり定まってないと自社のどんな強みを前面にアピールしたら良いのかがわかりません。
20代で結婚して1人の女の子に恵まれた若い夫婦が、都内の賃貸マンションでは少し手狭で、アウトドアが夫婦共通趣味なため、車を所有しやすい郊外の一軒家を検討していた場合、「子供が生まれた」というライフステージの変化に合わせて生まれる要望を叶えられるのが地域密着の工務店の特徴です。
集客を行う際に重要なのが、ターゲットの共感を得ることです。ターゲットとなるお客様の悩みに寄り添い、解決できる情報を発信することで共感を得やすくなるため、ターゲットについてはしっかり決めておきましょう。
自社の強みを明確にする
2つ目が、自社の強みを明確にすることです。
工務店ならではの地域密着性や、担当との意思疎通のしやすさ、無駄な経費を省いた低価格の実現など、強みとなる点をまず書き出してみましょう。
競合との差別ポイントを探す
先程挙げた強みを持っている工務店がたくさんあった場合、競合の工務店と比較して差別化できる強みをさらに探す必要があります。
- 低価格の実現を徹底している
- 流行のデザインをいち早く取り入れている
- 施工実績が10,000件以上ある
など、お客様となる層が住宅購入を検討した際に差別化できるポイントは必ず作っておきましょう。
工務店の集客方法
では、ここまでの下準備ができたら次はいよいよ集客方法をご紹介します。
MEO対策
まずはMEO対策です。Googleで工務店を検索する際、「エリア名×工務店」などのキーワードで検索すると思いますが、その際検索結果のサイトより上に表示される店舗情報(マップ枠)に自社の情報を表示させることをMEO対策といいます。
この場所に表示される店舗情報は、GoogleマイビジネスというGoogleが無料で提供しているツールを使って掲載されています。
最大3店舗の情報が表示されますが、その表示エリアに自社の情報を表示させることができれば、その特定エリアで工務店を探して検索しているユーザーにダイレクトに情報発信することができます。
SEO対策
2つ目がSEO対策です。MEO対策がマップ枠に表示させるのに対し、SEO対策はマップ枠の直下に表示されるサイトの中で自社の公式サイトやサービスサイトを上位表示させる対策のことを指します。
- 中長期的に流入効果が見込める
- ブランディング効果がある
「エリア名×工務店」などのキーワードで検索した際、検索結果のサイトの上位に出てくる公式サイトは、有名で人気な工務店だと感じる人は多いはずです。
SEO対策はMEO対策と比べると、ある程度まとまった費用は必要になりますが、一定の効果が出始めると費用効果は一気に上がります。
リスティング広告
また、マップ枠より上位表示されるものに、リスティング広告というものがあります。これは検索エンジンに広告費を支払うことで、ユーザーが検索した際にもっとも上位に表示させることができるため流入を確保しやすい対策です。
広告費を支払うことが出来れば、すぐに出稿することができるので効果として即効性が高い点がメリットとして挙げられますが、クリックごとに費用がかかるため、SEO対策同様ある程度まとまった費用が必要となります。
チラシ
折込チラシやポスティングは昔からある手法ですが、比較的に少額で始めることができて、ターゲットとなるエリアにピンポイントでアプローチができるため有効な集客方法です。
- 同じ家庭に複数回ポスティングすること
- QRコードをつけることでWEB集客との相乗効果を狙う
一度入っただけのチラシは家庭内で捨てられてしまうため、複数回ポスティングすることが大切ですし、チラシにQRコードをつけることで自社サイトの流入を増やすこともできます。
チラシは昔の集客手法と思われがちですが、効果的な集客方法でしょう。
看板
看板は何人の人が見てもかかる費用は変わらないため、よりたくさんの人が見て問い合わせしてくれた方が費用対効果は高いと言えます。
- 設置する場所によって看板のサイズや種類を変える
- 通る人がどのような人なのかを想定した上で訴求する内容を変える
自社のターゲットとなる人が通らない場所に設置しても問い合わせには繋がらないでしょうし、場所にそぐわないサイズや種類の看板を選んでしまうと効果が最大化できないため注意しましょう。
イベント
工務店のイベントといえば完成住宅やモデルハウスの見学会ではないでしょうか。これらのイベントは、実際に購入を検討しているお客様層に対して購入した際のイメージを持ってもらいやすいので購入意欲が沸きやすいイベントと言えます。
その他にもこれらのイベントが有効です。
- 住宅についての勉強会
- 住宅購入の相談会(資金相談など)
- 地域のお祭りでの子供向けイベント
購入を検討しているのはファミリー層が多いので子供向けのイベントも有効で、検討する親と自然に接することができるのでオススメです。
工務店集客がなぜ難しいのか
いろいろな集客方法はありますが、みなさんもこの記事に辿り着いたということは、工務店集客でどの手法を取り入れたら良いのか悩んでいるのではないでしょうか?
工務店集客が難しいのは、一体なぜなのでしょうか。
集客方法がたくさんあるから
1つ目は集客方法がたくさんあるからです。先程ご紹介した手法は優先的に効果の高いものを厳選してお伝えしましたが、その手法はかなりたくさんあります。
これだけたくさんあると、どの方法を選んでよいのか迷いますよね。一つずつメリットとデメリットを書き出して比較するだけでもかなり時間がかかります。
競合も同じ集客方法を行っているから
2つ目は競合企業も同じ集客手法を行っているからバッティングしやすいのです。そのため、力を入れるのであれば競合となる工務店が取り組んでいない集客方法を選んだ方が、より効果は高いのです。
難しく苦手な集客方法を選んでいるから
「工務店集客ならリスティング広告をやるべきだ」「これからの工務店集客はSEO対策だ」という言葉を鵜呑みにして、パソコンが苦手にもかかわらず特定のWEB集客のみに力を入れようとして、中途半端な状態になっていませんか?
難しく苦手な集客方法であれば、「やらない」もしくは「信頼できる業者に相談する」のが良いです。
苦手な集客方法でも簡単であれば自分でもできるかもしれませんし、信頼できる業者が入れば任せることができます。あえて難しく苦手な集客方法を自社のみでやるのは良い結果には繋がりません。
まず始めるなら断然MEO対策がおすすめ!
「じゃあどうしたら良いの?」と思われますよね。まず始めるのであればMEO対策がオススメです。
メリット
MEO対策を行うメリットは下記の通りです。
- 新規顧客獲得に有効な施策
- 既存顧客の利便性向上で紹介を受けやすい
- 簡易的なアクセス解析が可能
- 多くのユーザーに見られやすい
新しく住宅の購入を検討している人や、住宅購入を検討中の知人がいる既存顧客に、Googleマイビジネスの自社情報を表示させることで、問い合わせに繋げることができます。
また、Googleは国内シェア70%以上と、ユーザー数がかなり多いのでたくさんのユーザーに見てもらうことができます。
引用:Desktop Search Engine Market Share Japan | StatCounter Global Stats
デメリット
逆にMEO対策のデメリットについてもご紹介します。
- MEO対策を行うことで閲覧数が増え、ネガティブな口コミを投稿される機会が増える
- 店舗情報の修正は誰でもできるのでこまめに確認をする必要がある
誰でも口コミが投稿できるGoogleマイビジネスは、寄せられた口コミを参考にするユーザーも多いですが、それゆえに意図的にネガティブな口コミを投稿されるケースもあります。事実無根の内容を投稿されてしまった場合、それを参考にするユーザーもいるので気をつけて確認しましょう。
なぜMEOなのか?
たくさんある集客方法の中で、MEO対策が最もオススメな理由は下記の通りです。
- 業者に頼んでも対策費用が安価
- Googleマイビジネスの登録は無料でできる
- 購入意欲の高いユーザーにアプローチ可能
- Googleマイビジネスの使い方が簡単でシンプル
- MEO対策を通じてGoogleマイビジネスの運用をすれば、ネガティブな口コミにも返信が可能
MEO対策は月額3万円~5万円ほどで対策が可能なため費用対効果が高く、成果が出れば購入意欲の高いユーザーに自社の強みなどを情報発信することもできます。
また、MEO対策の有無に関わらずネガティブな口コミは投稿されるリスクがありますが、Googleマイビジネスの運用をしていればその口コミに対して返信することができます。ネガティブな投稿は放置するのではなく、きちんと返信を心がけることによりユーザーから見た時の印象が良くなります。
無料で使えるツールにもかかわらずきちんと運用すれば多くの人に見てもらえるという強みを考えれば、MEO対策をやらない理由はありません。
工務店集客ならまずはMEO対策を行おう!
いかがでしたか?様々な工務店の集客方法についてご紹介しました。
「すべてを検討する時間がない」「知識がないからわからない」という方もいらっしゃるかと思いますが、そんな時はまずMEO対策を行いましょう!
エルプランニングでは独自のノウハウを元に、集客に繋がるキーワードのご提案から、Googleマイビジネスの運用コンサルティングまでご対応いたします。まずは情報収集という段階でも、ご相談いただければ最適な内容をご提案させていただきます。
MEO対策で問い合わせを増やしていきましょう!