メディア開発部SEMチームのI.Hです。長かった梅雨もようやく明けて、海や山が恋しい今日この頃、6月中旬に部内のメンバー向けにプログラミング言語「Python」とライブラリ「selenium」の勉強会が開かれました。
Pythonとは?
Pythonは専門知識が不要なプログラミング言語として注目されています。シンプルで書きやすいため初心者でも馴染みやすく、また他の人が書いたプログラミングも読みやすく、理解しやすいという特徴があります。
また「selenium」は、ブラウザテストを自動化するライブラリです。今回はPythonのセッティングとプログラミングの基礎を確認した後、簡単なプログラムを実行。その後、seleniumをインストールしてWebブラウザを自動で動かすという作業をレクチャーとワークショップ形式で進めていきました。
勉強会に参加したキッカケ
私は普段行っている業務の効率化を図りたく、今回の勉強会に参加しました。
どんな仕事にも共通することですが、仕事の要領をつかんで多くのタスクをこなしていくと「作業をいかに効率よく処理することが出来るか」という壁に必ず突き当たります。
「Pythonはルーチンの仕事を自動化することに適している」という開発チームDさん(Python勉強会の講師。レクチャーが上手い!!)の助言を聞いて、自分自身の業務効率化を見直すキッカケになればと考え、勉強会に参加しました。
Pythonのインストール・動作チェック
Python本体と必要なパッケージをインストールして、初期設定を行いました。
参加メンバー全員でノートPCに向かって、パッケージのダウンロードから設定、確認用のプログラムを打ち込み、動作をチェック。最初に「Hello World」のメッセージを表示させた時には、小さくガッツポーズ!
プログラミングの基礎把握・実装
今回、勉強会に参加したメンバーは、同じ部内のメンバーですが、経験やバックボーンが異なります。
まずPythonで動かすプログラムをどのように記述するのかを把握するために、プログラミングの基礎である変数や配列、ループ処理などのレクチャーを受けました。自分自身は普段、SEOをメインの業務としているため、知識として理解しているプログラミングのルールを再確認している感覚で講義を受けました。
しかし頭で理解している状態と、実行できるかどうかは別です。レクチャーの後、実際に簡単な計算プログラムを打ち込み動作⇒修正⇒再確認を繰り返し、思った通りに動作させることが出来た時には「おぉ~」と感嘆の声が上がりました。
seleniumのインストール・プログラムの実行
Pythonの動作を実感した後、いよいよseleniumの実行に進みます。
まずseleniumのwebdriverをインストールしました。これはGoogleが開発したWebアプリケーション用のテストフレームワークです。そしてGoogle Chromeを自動で動かすプログラムを書き、実行させました。すると自分の手を触れずにブラウザが立ち上がり、思い描いた動作を行ってくれて感動!!
2時間の勉強会の中でプログラミングの基礎把握から、Pythonによるseleniumの実行まで無事に終えることが出来ました。今回はWebブラウザを動作させるプログラムを勉強しましたが、他のライブラリを用いれば、自分が面倒に感じているルーチン作業も簡単に短縮できるかもしれない、という期待が持てました。
Pythonの魅力を実感できました
今回は同じ部内の担当範囲が違うチームメンバーが揃い、皆で手を動かしてプログラミングを書き、わからない部分をディスカッションしながら進めていきました。
初心者でも四則演算や条件分岐などの基礎さえ把握しておけば、Pythonの動作理解は容易です。
勉強会で実際に簡単なプログラムを書いてみて、Python自体の門戸というか、導入の敷居が低いにも関わらず、とても拡張性のある言語だと感じました。
今後も実務に適応できるように勉強していきたいです。